危機一髪!!
東北の碁石海岸を漕いだ時のお話です。
その日はきれいな晴天。
雨の心配はまるでなかったのですが前日通過した低気圧の影響でやや風とうねりが残っておりました。
まぁ、ブレイクした波は恐ろしいですが、うねりはいつものこと、特に気にもせずいつものように連れと二人、二艇にて出航致しました。
碁石海岸は岩手県大船渡にあります。
陸中海岸国立公園に位置し、名勝、天然記念物に指定されています。
リヤス式海岸の美しさの素晴らしいこと。
奇岩や洞くつなどが点在し、水も澄んでとても美しい場所です。
うねりなどすっかり気にならなくなり、写真を撮り、洞くつをくぐり、夢中で漕ぎました。
しかしながら、碁石岬をまわった頃、おさまるはずのうねりがやや大きくなってまいりました。
そろそろ引きかえそうか、ということになったのですが、ふと、沖を見ると、遠くにきれいな岩場が見えました。
島、というほどでなく、直系10〜20メートルほどの岩が3つ程顔を出しており、その周辺が浅瀬になっています。
わたくしの経験から、そのような場所には魚が多く、ちょっと見てみたいな。。
という気になり、沖に向かいました。
うねりがあるため、しばらく警戒して遠巻きに見ていました。
んん〜〜どうしよう(-_-;。。。
しばし観察していましたが波をかぶったりすることもありません。
う、ん、大丈夫そう。。(*'‐'*) 。。かな?
考えた末、私が先頭で見に行ってみることにしました。
到着し、くまなく見渡すと、思ったより周囲を岩場で囲まれ安全そうです。
「うん、大丈夫。海の底まで見えてきれいだよ〜」
と、連れを呼びました。

うねりは岩場でくだけて入ってきません。
しばらくプカプカ浮かびながら魚を愛でたり写真をとったりしとりました。
んが、そのとき、さ〜っと引き波が起き、矢印の方向(下図)に水が引いていき、Aの地点の水がみるみるなくなり、くぼ地のような様相になっていったのです。。。

僕らはその引き波に、す〜っとくぼ地へ吸い寄せられてしまいました。
え? あ? ああああ!!(;゜゜)
次の瞬間、矢印の方角(下図)から巨大なうねりが押し寄せるのが見えました。

引き波の後のため、
はるか見上げる程のうねりがブレイクしながら前方からやってくる!!!
(°◇°;) ゲッゲッゲッゲ
漕げ〜〜
ブレイクした波の中で推進力がなくなるとカヤックは終わりです。
僕らは即座にUターン。
うねりを背に全力で漕ぎ出しました。
波は、岩場の間や岩を乗り越え、容赦なく四方からおそいかかり、ブレイクしながらバウやスターンにのりあげ、通過していきます。
「漕げ漕げ〜!!」
岩場に反射した三角波などでカヤックは木っ葉状態\(°o°;)/
もみくしゃになりながらひたすら漕ぐ漕ぐ。。。。
正直、だめかと思いました。
今思えば2〜3分、いや、数十秒程度のことだったのでしょうか。。。?
とにかく連れともども必死になって、なんとか、岩場の外まで逃げ出しました。
いやぁ、今思い出してもぞっとします。
あの引き波の威力。
テレビで見た津波の前の引き波を思い出しました。
もちろん、そこまでではありませんが(笑)とてもとても抗うことはできませんでした。
そして四方から襲い掛かるブレイクした波。。。。(°д°;;)ブルブル
正直、今でも思い出すと恐いです。
夢にも見ます。
浜よりはるか沖の岩場でうねりの中、沈していたら。。。レスキューなんてできなかったかもしれません。
ほんとに。。。沈しなくてよかった。。。。
ー本日学んだこと。ー
『うねりの日には深場から急激に浅くなる場所には近付かない。』
あたりまえだね。。(反省)(-。-; m
その日の晩酌は反省しきり。
でも、すんごい体験にしだいに興奮して連れともども酒すすむすすむ。
結局夜遅くまで盛り上がってしまいました(笑)(^^ゞ
ダメだ、こりゃ(by いかりや)
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