2004.12.10Rev. 2006.1.9Rev.  

    ※※ お知らせ 耐震偽造で新たな展開になっています ご興味があればごらんください・・・まとめページをアップ  2006.10.20  

      もくじ ・・・青色文字をクリックして各項目へ飛べます。上から順番に作り方を説明しています。

      T 準備するもの
         1.材料
              苛性ソーダとは
         2.道具類      
      U 作り方
         作業場所 風通しのよい屋外で、子供らを近づけない
         作業方法
           1.水を先にいれ、その後で苛性ソーダを入れる 
               逆に入れると危険!   
               完全に溶けたことを確認・・ポイント
               やっちゃダメ!
           2.出来上がった水溶液のなかに廃油を入れる
           3.成功するポイント・1
                 ハンドパワーでひたすらかき混ぜる
           4.数日間、まめにかき混ぜる
           5.牛乳パックに流し込むタイミング
           6.入れるときは誰かに手伝ってもらう
           7.口を閉じ、すべて完了。ベランダなどに保管
      V 使い方
      W 思わぬ反響
      X Q&A
      Y 石鹸の安全性
      Z 石鹸と合成洗剤を簡単に見分ける方法
      [ 参考文献


    主な道具と、材料






    @ 廃油      捨てずにとっておいた食用油(その他の油は使用不可) 3リットル
    A 苛性ソーダ  薬局で1袋500g入りのものを購入(350円ぐらい) 500g
    B 水       井戸水または水道水 0.945リットル
    C 牛乳パック  ありふれた普通の1リットルのもの 4個

    我が家ではこれらの割合でず〜っと作り続けていて、下記の基本的なポイントさえ手を抜かなければ失敗はしないと思います。
    いっぺんに4リットルもの石鹸が出来上がってしまいますが、苛性ソーダを残さず使い切る主旨でこの割合に定着しました。
    作り始めた頃は、割合がわからず失敗もありましたが現在では安定して作れるようになりました。


    もちろん、比率が同じなら少量の石鹸づくりも可能ですが、作るときの手間、後片付けは作る量の多さにかかわらず同様にかかるので我が家ではいっぺんに約4リットルをつくった方が合理的と考えそのようにしています。



    材料での注意点は"苛性ソーダ"で、以下のことを完全に理解されて正しい取り扱いをされれば安全に石鹸つくりを行うことができます。




    < 苛性ソーダとは >

      ・化学名は水酸化ナトリウム(NaOH)といい、医薬用外劇物です。
      ・劇物ですので、薬局では住所、氏名と用途を書かされ「捺印」を求められます。
      ・認印をもっていくのをお忘れなく!
      ・薬局では「石鹸をつくるんです」といえば「あぁそーですか」で何の問題もなく購入できます。
      ・強アルカリなので、皮膚につけないなど包装の袋の注意書きを守って安全に取り扱ってください。



    参考までに注意書きの例を次に示しますので、あらかじめ熟読して理解しておいてください。


      @ 皮膚に付着すると、重度のやけどを引き起こします。
      A にはいると、失明や視力低下をおこします。
      B 子供の手の届かないところに保管してください。

      使用上及び取り扱い上の注意
      @ 包装容器を傷めぬよう、丁寧に取り扱って下さい。
      A 保護めがね、ゴム手袋を着用し、皮膚に触れないように注意してください。
      B 開封したまま、長時間放置しないようにしてください。
      C 食品添加物ですが、味見をしたり、食べたりしないでください。

      保管上の注意
      @ 吸湿性が強いため、乾燥した場所に保管してください。
      A 酸類と接触すると、発熱し危険ですので、同じ場所におくことは、避けてください。
      B 施錠場所に保管してください。

      応急措置
      @ 皮膚に付着した場合、直ちに水で十分に洗い流し、痛みや異常があれば医師の診察を受けてください。
      A 眼に入った場合は、直ちに多量の水で15分以上洗い流し、医師の診断を受けてください。
      B 誤って飲み込んだ場合は、直ちに多量の水を飲ませ、医師の診断を受けてください。


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    基本的には家庭に転がっているものをうまく工夫して、お金をかけずにやることが本来の主旨なのですが、いきなり工夫といわれても難しい面もありますので、これまでのノウハウをご紹介します。
    @ ポリバケツ
    10リットルぐらいのもの
    1個 できれば蓋付きのものがあればなお良いが、新たに買う必要はない。蓋は何かが誤ってバケツの中に入るのを防ぐためで、蓋の2箇所にガムテープを張って蓋の開け閉めをやっている。蓋はあったほうがいい。大きさについては、大は小をかねるので大きいのはかまわない。 ただし金属製のバケツは腐食するので使わない。
    A 計量カップ
    1リットル用
    1個 キッチン用の200ミリリットルの物でもOKだが何回も量るうちに回数が混乱して正確に量れなかったりして余り実用的ではない。ちなみに、この1リットル用の計量カップは、ホームセンタの園芸用品売り場でみつけたもので、透明なプラスチック製で取っ手がついたもの。 (200〜300円位だった) 次の写真を参照。あったほうが便利
    B かき混ぜ棒 1個 材質(木、竹、プラスチックなど。金属製はダメ。 長さはポリバケツの中に入れて蓋が閉められるくらい。 廃物利用で枯れ木を拾ってきて先にプラスチックのスプーンを縛り付けたものをつかっている。材質に気をつければ、かき混ぜられるものなら何でもOK。次写真を参照。
    C ガムテープ 適当 牛乳パックを4個束ねるのに使う。4個がしっかり結合するように胴体と口元をテーピングをする。必需品
    D へら 1個 C 台所用品で名前は不明(通称ゴムべら?)で、へらの先が柔らかいプラスチック製のもの。ポリバケツから牛乳パックへ移すときにつかう。これは必需品である。
    E ゴム手袋、めがね 細心の注意をもってやるわけだが、苛性ソーダを水に溶かす段階で誤って溶液が皮膚についたり、眼に入ったりするのを防ぐために使う。 台所で使うゴム手袋で十分で、めがねはサングラスかなんかで代用。危険防止で必要

    これらは廃物利用です。
    牛乳パックを4個ガムテープで束ねたもの。
    口の部分もガムテープで止めておくと、
    石鹸を流し込む時にがたつかず都合がいい。
    拾ってきた木の枝とプラスチックのスプーンを縛りつけたもの。
    長さは35cm、 そして1リットルの軽量カップ。

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    まず苛性ソーダの水溶液をつくりますが、最も危険が内在する工程ですので前もって苛性ソーダの注意書きをよく読み理解されたうえで自己責任のもとで作業を行ってください。

    作業する場所
    風通しのよい屋外で、まわりに子供、ペットなどを寄せ付けないこと。
    油を入れる工程が終わったら、室内でかき混ぜをやっても良い。
    防護 ゴム手袋、めがねを着用して防護すること。

    作業方法
     
    @ポリバケツに水0.945リットルをいれて、その中に苛性ソーダ(フレーク状になっている)をすしづつ入れながらかき混ぜる。
    このときいっぺんに多量の苛性ソーダを入れないこと!! ガスが「ボワッ!」と多量に出るのでやさしくすこしづつ入れること。 
    溶け具合を見ながらすこしずつ溶かしていくのがポイント。
    解けるときにガスが出るので、風上で作業をしてガスを吸い込まないようにすること。
    連続して溶かす必要はないので、少しずつゆっくりとやればよい。

    苛性ソーダが水に溶けるときには熱が出てポリバケツの外側も暖かくなりますが、少しずつ溶かせば特に問題になる温度までにはなりませんので安心してください。




      全部溶かし終わったら、念のため水溶液のなかをみてフレーク状のものが残っていないかよ〜く見てください。
      完全に溶けた状態は透明になりバケツの底まで良く見えます。
      完全に溶けたらガスの発生はなくなります。
      フレークが残ったままで次の工程に進むと石鹸つくりが失敗します
      。 ・・・私もやってしまいましたトホホ





      苛性ソーダを溶かす場合、絶対に苛性ソーダの中に水を入れないこと。入れる順番を間違えないことです。

      苛性ソーダの中に
      水を入れると急激・過剰な反応をし、発熱、ガスがいっぺんに出て大変に危険です!!

      バケツには先に水を入れておいて、その中に苛性ソーダを少しずつ溶かし込めば、発熱も大量の水によって抑制され急激な反応をおさえられるので安全に行えます。

      くどいですが、絶対に入れる順番を間違えないことです。



    A 水溶液ができたらこの中に廃油3リットルを、かき混ぜ棒でかき混ぜながら注ぐ。
    水溶液は強いアルカリ性なので溶液が飛び散らないように入れる。 水溶液が飛び散らないように気をつけて、注ぐ分量を加減する。

    B 廃油3リットルがすべてポリバケツに入ったらひとまず安心だが、石鹸つくりを成功させるには次のもうひとつのポイントがある。 
    これ以降のかき混ぜは屋内でやってもOK。




      廃油が石鹸になるには長い時間をかけて化学反応して油脂が界面活性剤に変化することですが、その化学反応をうまく進めてやることが成功の鍵になります。
      石鹸作りつくりには色々な方法がありますが、このページでご紹介する方法の化学反応には特別な装置、環境を必要としません。
      特別の装置がいらない代わりに、
      情熱とハンドパワーでひたすらかき混ぜることが必要です。
      徐々にキャラメル状に変化していく様子をみながらの作業も楽しいものです。

      反応を均一にさせるこことが大切なのです。

      くどいようですが、とにかくかき混ぜることです。
      1日に何回となくかき混ぜて、とかく分離しがちな水溶液と油分を融合させてください。
      暇な時間があればテレビを見ながらでもかき混ぜてください。




    C 初日から早くて2日〜3日くらいで、キャラメル色でドローっとしてくるが、牛乳パックに流し込む直前までず〜っとかき混ぜ続けること。

    D 牛乳パックに流し込むタイミングは気温、かき混ぜ状態(化学反応の進み具合)によって違ってくるが、目安としてポリバケツを傾けてじわ〜っと動き出す頃が適当である。硬くなりすぎても牛乳パックに入らないし、早すぎると化学反応が十分ではないので頃合を見計らう。

    E 分離がなくなり適当な硬さになったら、いよいよ牛乳パックに流し込むが、ポリバケツは重く、へらでこそぎながら流し込むので一人ではちょっと無理で誰かに手伝ってもらう。

    F 石鹸は約4リットルできるので4本の牛乳パックにピッタリ収まり、最後にガムテープなどで口を閉じる。
      この段階でも化学反応は続いているわけで、まだ強いアルカリ性なので手についたら直ぐに水で洗い流すこと。
      作った日付を書いてベランダなどに置いておくが、使える状態になるには数ヶ月ぐらいじっくり時間をかけたほうが良い。
      ちなみに我が家では半年以上放置してある。

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    使う時になったら、パックは破らずそのままのパックごと包丁のような大きな刃物で使いやすい大きさ(例えば4分割)に切ります。
    その時どうしても粉々になることがあるが、その粉も集めて小さなプラスチックのカップ(プリンのカップがちょうどいい)の中にいれ、水を入れて柔らかくして使います。

    台所で使い始めると、水分を吸って柔らかくなったり、ドロ〜っとしてきたりするが石鹸の機能はなんら変化はないので、それらをスポンジにとって良く泡だ立て使えば無駄がないです。

    我が家の台所では食器類はすべてこの石鹸で洗っています。少々石鹸分が残っていてたとえ口に入ったとしてももともと食品と食品添加物だけから出来ているので安心です。
    またレンジ周りとか運動靴などの汚れの酷いものも石鹸を歯ブラシの古いのに付けてをゴシゴシ洗えば見違えるほど綺麗になります。

    この石鹸には合成の添加物は一切入っておらず、河川などの自然界の微生物が容易に分解してくれますが、ややもすると使いすぎの傾向になりやはり環境に余分な負担を与えますのでご注意ください。



    苛性ソーダについてこんなことをテレビで取材していました。

      京都で洗い張りをお仕事にされている人は「苛性ソーダを水にとかした液」を洗剤として使って、建具とかを綺麗に洗っています。
        なんと溶液の濃さを舌でなめて『ちょっと辛い』とかいって確かめていましたが、一般の人はそんなことは間違ってもやってはいけません!どうなっても知りませんから・・。

      この苛性ソーダの溶液は油分を溶かす強力な洗剤になりさまざなところで使われています。




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    これまで石鹸をたくさん作ってきて多くの人に差し上げましたが、そんななかで思いもよらぬ反響がありました。
    従来手あれが酷く困っておられ方が差し上げた石鹸を使うようになって治ってきたことをちょくちょく聞きます。またその方がしばらく実家にかえって台所仕事でまた手荒れが酷くなってしまったということを聞きました。
    もちろん個人差はあるでしょうが合成洗剤の手あれで悩まれている人は合成物質が入ってない石鹸をつかってみることもポイントかもしれません。





    Q. 合成洗剤は、分解されないのですか?
    A. 分解されますが、時間がかかります。
      石鹸は1日で分解されますが、合成洗剤のなかには1ヶ月たってもほとんど分解されない合成界面活性剤の種類もあります。

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      石鹸の安全性
      を試すのにカイワレ発芽実験をやってみるのもいいとおもいます。金魚で実験というのもありますが動物では虐待になりちょっとかわいそうなので次の植物の実験でもその安全性を見ることができます。

      脱脂綿を敷いた小皿を実験で使う洗剤の種類だけ用意し、その中に石鹸水、合成洗剤の溶液(洗濯するときの濃度に薄めたもの)を入れそれぞれの小皿に同じ数の種子をまき直射日光があたらない部屋で観察します。
      綿が乾けば水を補給します。


      ※※合成洗剤問題研究会に詳しい情報があります。



      洗剤の表示を見ても良くわからない紛らわしいものが多いですが、お酢を使って石鹸と合成洗剤は区別できます。
      粉末のものは水に溶かし、液体のものはそのままの状態でお酢を少し加えよく振ります。


      合成洗剤 液は透明になるが、泡は消えない。
      石鹸 白い沈殿物ができたり、白くにごる。そして泡が消える。
      複合石鹸 液が白濁して、さらに泡も消えない。 複合石鹸とは合成洗剤と石鹸を混ぜ合わせたものなので、両方の現象が現れるということ。




      大丈夫? 合成洗剤Q&A
        著者:きれいな水と命を守る合成洗剤追放全国連絡会
        発行所:株式会社 ラジオ技術社


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