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平成12年2月24日の独り言「2000年度の相場予想」

2000年度の円債イールドカーブ及び日経平均、円/$の相場予想について問い合わせがあったので現時点での私の見解を下に掲載したいと思います。まだ、叩き台程度の出来ですが、感想・ご意見がございましたら是非ご連絡ください。宜しくお願いします。
国内長期金利シナリオ アンケート
O/N 2Y 4Y 7Y 10Y 20Y $/\ NK
2月22日 0.02 0.31 0.87 1.53 1.84 2.36 111.20 19390.58
3月31日 0.02 0.40 0.95 1.70 2.00 2.50 112.00 18500
9月30日 0.25 0.75 1.50 2.10 2.30 2.60 112.00 17000
H13.3.31 0.25 0.80 1.60 2.20 2.50 3.00 105.00 21000

ゼロ金利解除時期とその理由

新規の外貨投資が始まる第一四半期は円安傾向が続くと考えられます。郵便貯金の大量償還などもその要因の一つになるでしょう。現状でも好調な輸出企業を中心にその時期に将来への見通しが明るくなり0金利解除のチャンスが訪れます。また、為替が円高の時にはやりずらいことから日銀はゼロ金利の解除を急ぐこととなるでしょう。

メインシナリオ

上期にゼロ金利解除。5年先物およびスワップに払いが入る。チーペストが大安売り状態。フラットニングのフェーズ。5年−7年のスプレッドは縮少へ。また、7年ー10年、10年ー20年のスプレッドも縮少傾向。株式相場は利上げを受けて意外な軟調展開へ。為替も利上げまでは円安傾向続くが、その後反転。ただ、9月時点では3末程度の水準を維持。

下期は再び安くなった株式に将来的なバリューを見つけ、現状とは違う底上げ的な上昇を見せる。ただ、日銀はゼロ金利解除時のショックを目の当たりしたことから追加の金融政策に躊躇し、behind-the-curveに陥り、イールドカーブはスティープニング化する。株価上昇、円高へ。

リスクシナリオ

邦銀の縮少均衡は続き日本の回復は道半ばで再び下降モード入り。資金の行き場は債券(国債)しかなくゼロ金利解除どころではなくなり、金利低下&持ち合い相場へ。株式は二極化が更に進み、倒産件数も増加へ。円キャリー・トレードが膨らんで円安基調持続。

注目材料

5年国債先物市場の流動性

日本の回復状況

ユーロ圏から米国への資本移動が続くか(米株高が続くか)?

ミレニアム郵便貯金の動向

日本の国債管理政策のレベルアップ

                                 以上

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*このコメントは作者の独り言であり、本レポートにより何らかの行動を勧誘するものではありません。本レポートは信頼できると思われる情報に基づき作成されていますが、その正確性・完全性に関する責任は負いません。ご利用に際しては、御自身の判断にてお願いします。レポートに示した意見は、その作成日現在の意見を示すのみです。作者はホームページ中の情報を合理的な範囲で更新するようにしていますが、都合によりできない場合もあります。

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平成12年2月23日の独り言「長期金利の考察」

名目GDPと10年国債金利の関係(米国)
1980-
1999
1980-
1989
1990-
1999
1995-
1999
名目GDP リスクプレミアム 名目GDP リスクプレミアム 名目GDP リスクプレミアム 名目GDP リスクプレミアム
av 6.56 1.92 7.87 2.64 5.36 1.25 5.57 0.44
max 13.96 9.56 13.96 9.56 6.62 5.43 6.50 1.78
min 2.79 -1.20 2.99 -0.40 2.79 -1.20 4.32 -1.20
stdev 2.32 2.09 2.64 2.40 0.96 1.48 0.63 0.79

*以下のグラフは1980年以降の10年国債利回りと名目GDPの推移をあらわしたものである。名目成長率のボラティリティが年を追う毎にかなり小さくなっているのが分かる。

*名目GDPと30年金利の差、即ちONされたものがリスクプレミアムだとすると、上記の動きに呼応するかのようにリスクプレミアムは年々小さくなって来ている

*仮定ではあるが、ニューエコノミーの進展により情報が瞬時に均一化することなどによる在庫管理や流通における効率アップ、また、ヘッジ取引の進展などにより、現実の経済成長の変動が過去に比べて非常に緩やかなものになってきているのではないだろうか。またその一部は事実であろう。

*2000年実質経済成長率見通しは3.8%程度というものが世の中では多く見られるが、デフレターが2〜2.5%と仮定すると名目成長率は6%内外ということになり、95年以降の平均リスクプレミアム(0.44%)を乗せても今年の10年債利回りの推移するレンジの中心は6.5%程度であろうと思われる。

                                             以上



平成12年2月22日の独り言「エージェンシー先物」

アメリカでは国の債務が減少しており30年債の金利が急低下。長期金利の指標性が薄れるという事態に陥っている。FRBの金融政策にも影響を与えるかと思われるが、先日のグリーンスパンの議会証言では、「FRBの金融政策に何ら妨げになるものではない」とした。「国債に変わる何かAAA+の債券利回りが指標として利用されるであろう。それが何かは分からないが」ということも言われた。

市場ではエージェンシー債が国債の代替になればという雰囲気が強い。発行体であるFNMAおよびFLHMCもその気で、最近ではリオープンによる1銘柄の流通量の拡大による流動性の向上をはかったり、30年債の四半期定期発行を発表したり、国債のカレント銘柄を代替するようなエージェンシー・指標債を作り上げている。

そういった中、とうとう“エージェンシー先物”まで上場することが進められている。先物市場の創設に手を挙げたのはCBOTCMEである。両者の先物の概要はほぼ固まりつつあり、後は認可がおりるのを待つ状況である。両者の先物には若干の違いがあるが、どちらが活況となるか見物である。

大きな違いはCBOTFNMAFLHMCを別々に上場するのに対して、CMEは一緒に受け渡し適格債として扱うことである。また、標準もののクーポンが国債先物と同じ6%のCBOTと6%の国債クーポンに50BPを乗せた6.5%を採用するCMEという違いもある。詳しくは下の表を参考にされたい。

それにしても何でも先物にするし、何でも競争のアメリカらしい。CBOTが勝つかCMEが勝つか?勝負は結構早く付くかもしれない。

エージェンシー先物について
CBOT:FNMA,FHLMC別々に先物を上場。各5年債、10年債の2本建て。
CME :FNMA,FHLMC共通の先物を上場。5年債、10年債の2本建て。
CBOT
5年 10年
売買単位 $100,000 $100,000
PRICE刻み 1/2of1/32(=0.015625) 1/2of1/32(=0.015625)
値幅制限 3points 3points
限月 3,6,9,12月 3,6,9,12月
最終売買日 最終営業日の8日前 最終営業日の8日前
受渡し適格債 残存年数4年から5年3ヶ月債 残存年数6年半から10年3ヶ月債
original issuance$3billion以上のもの original issuance$3billion以上のもの
標準物 6% 6%
受渡し価格 (future setlement price*conversion factor)+accrued interest
トレード時間 7:20am-2:00pm(chicago time),月〜金 7:20am-2:00pm(chicago time),月〜金
projectA afternoon session2:15-4:30pm,月〜木 afternoon session2:15-4:30pm,月〜木
overnight session6:00pm-5:00am,日〜木 overnight session6:00pm-5:00am,日〜木
day session5:30am-2:00pm,月〜金 day session5:30am-2:00pm,月〜金
CME
5年 10年
売買単位 $100,000 $100,000
PRICE刻み 1/2of1/32(=0.015625) 1/2of1/32(=0.015625)
値幅制限 3points 3points
限月 3,6,9,12月 3,6,9,12月
最終売買日 最終営業日の7日前 最終営業日の7日前
受渡し適格債 残存年数4年から5年3ヶ月債 残存年数7年半から10年3ヶ月債
original issuance$3billion以上のもの original issuance$3billion以上のもの
標準物 6.5% 6.5%
(future setlement price*conversion factor)+accrued interest
トレード時間 未定 未定

以上


平成12年2月21日の独り言「アクセス件数7500件!」

先週末に「あるファンドマネージャーの独り言」への皆様からのアクセス件数が7500件を突破しました。ありがとうございます。

また、今週から引け値予想に参加して頂いたhirakunさん、Sさん、ありがとうございます。今後とも宜しくおねがいします。引け値予想については広く参加者を求めています。気軽にご参加下さい。

ルールを確認させて頂きますと、@3項目JGB、¥/$、T−BOND30Yの金曜日引け値を予想をする。A引け値の近い人が星をゲット。ただし、最も近い人でも円債では51銭以上外れた場合、該当者なしとなります。Bドル/円の週末引け値はNY為替市場の金曜日引け値(土曜日経新聞表示:ASK-BID内はピタリ)、 US T-BOND30Yはニューヨークの金曜日の引け値としています。

また、国債先物の50銭ルールと同様に、為替は上下1円ルール(ASK SIDEまたはBID SIDEから)、また US T-BOND30Yについては上下10b.p.ルールを設定し、予想がその範囲を超えてしまうと星を貰えないということとしています。

それでは、頑張って当てましょう!>>>個人成績については、星取表をクリックして頂くと見ることが出来ます。

今後とも、より質の高いホームページを目指して頑張りますので引き続き、ご支援宜しくお願いします。感想などもメール頂けると筆者のやる気も倍増です。 tetzu


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