過去の独り言もみることができます。過去の独り言の目次はこのページの一番下にありまので、スクロールしてみて下さい。それでは、どうぞ!


平成12年4月26日の独り言「ユーロその後」

先日お伝えしたユーロ/ドルであるが、再び、昨年来新安値を更新した。

3/29 :0.9514(▲264×3日)

4/14 :0.9622(+99×12日)

4/20(昨日):0.9374(▲248×4日)

4月14日の0.9622からの下げが前回の下落幅0.0264より大きくなった場合は値幅で調整というコメントをしたが、見事にその0.9357(おそらくは0.935がストップの目処だったのであろう)をブレイクしたとたんにストップ・ロス・オーダーを巻き込んで史上最安値を更新した。

ターゲットは前述のとおり0.9080辺りであり、値幅で調整する可能性の方が大きくなった。テクニカル的には短期・中期指標共に売り支持で戻り売り圧力の強い中、下値を試す展開が示唆されているが、チャート的には0.9080での買いを推奨したい。

取りあえず、速報まで…。


平成12年4月21日の独り言「ユーロ/ドル」

ユーロ/ドルの引け値ベースチャートは昨年1015日の引け値ベース高値(1.0890)を起点に中期調整局面の最中にあるものの、最終コーナーに入って来ている。

この大きなフレームは縦軸が1.0890−0.9080、横軸が1999年10月15日−2000年6月22日となっている。

この1×1がレジスタンス・ラインとなり、きれいなダウントレンドを現在形成中。その間、4度のレジスタンス・ブレイクを試みるが全て失敗に終わっている。直近ではG7での「ユーロ安懸念の共有」に期待したユーロ買いでブレイクを試みるが失敗した。

過去、ユーロ/ドルの動きは金利差よりもナスダック総合指数との連動性が大きいことが指摘されていたが、その相関も崩れた。最近のナスダック安で、リパトリを想定したユーロ買いも入ったようであるが、これも失敗に終わっている(44日にザラ場瞬間ベースで0.9750を至現するも引け値は0.9596で終わる)。

しかし、この相関が外れたことは既に確認済の事項であった。なぜなら、1×1の3度目のトライを行ったのは何とナスダックの5000ポイント戻り高値の324日だからである。その後、ナスダックは調整色を深めているが、ユーロ/ドルはご覧のとおりなのであるから。

しかし、最近の引け値ベースチャートでは面白い事が観測できる。

10/15:1.089起点

12/2 :1.0013(▲877×34日)

1/11 :1.0336(+319×28日)

2/1 :0.9711(▲625×15日)

2/22 :1.0038(+325×15日)

3/7 :0.9584(▲454×10日)

3/24 :0.9778(+194×13日)

3/29 :0.9514(▲264×3日)

4/14 :0.9622(+99×12日)

4/20(昨日):0.9374(▲248×4日)

縦軸(下げ幅、戻し幅)及び横軸(日数)ともに、だんだん小さくなってきているのが分かる。従って値幅的にはそろそろかと思われるが、日数は既に4日となっており、逆に言うと4/14日からの調整幅が▲264を越えた場合、大きな下げと日数を使う場合も想定できるので注意。その場合は冒頭で示した0.9080がターゲットとなろう。

リズム的には下落の日数よりも上昇の日数の方が徐徐に長期化してきていることから、流れに変化が生じてきていることにも留意する必要はあろう。

結論として、価格若しくは日柄によって、この6月22日までの間(2000年度第1四半期中)にユーロの中期調整局面は終了し、新たな局面に入っていくことを予想する。

>>>余談

昨日、一昨日あたりもヘッジファンドのユーリボー15000枚売りが見えたようだが、逆にユーロキャリーでUS-BONDを買っている様である。また、ナスダックを叩いて、更にBOND買いを誘おうとしているらしい。ナスダックが下落してもユーロ買いは入らないことを認識してのポジション取りと思われる。


平成12年4月20日の独り言「JGBアウトルック」

JGB FUTUREについては132.30を引け値ベースで抜けてきたことから上値の余地が広がったと思われる。ただ、テクニカルのカウントは変わっておらず、変化日は511日のままである。次のレジスタンスポイントは133.83が観測され、その上は134.65となっている。

また、短期・中期指標が買い支持であることから現段階では押し目買い圧力の強い中、上値を試す展開が予想される。

先日、日経金融新聞に某ディーラーの強気の予想が出ていた。その後に、その方と話しましたが「10年国債の上値の1.5%は控えめな数字」と言っていました。

彼の見方としては

  1. 投資家がすでに金利上昇に備えたポートフォリオを構築していること(どんな投資家アンケートを見てもほぼ100%が緩やかな金利上昇を予想)。
  2. 昨年1年間、クレジット物のパフォーマンスが良かったことから、今年はJGBの逆襲がどこかである(スプレッドが開く)のではないかということである。相場下落時にスプレッドが拡大しにくいことからJGBの上昇で実現する可能性が高いとの見方だ。

結構乱暴な議論にも見えるが、かなり的確に的を突いている。

私個人の見方としては円株の動きに機関投資家が意外と“のほほん”としていることが、気になっている。日本の機関投資家(特に年金)は昨年、大幅にエクイティ(円株・外株)のウエイトを引き上げた(5・3・3・2規制の撤廃による)。しかも、皆こぞって通信・ハイテクのオーバーウエイトで昨年度、超過収益を上げている。

前述の某ディーラー氏のクレジットものの話しに似ているかもしれないが、結構円株も煮詰まっているのではないかと思われる。225銘柄の入替えにあれだけ過剰反応するのも、相場に行き詰まった苦し紛れの投資行動にも見えなくもない。

円株の安値たたきのサイクルは以前にも紹介したが32ヶ月の周期で訪れている。そのサイクルでは9712月からの32ヶ月で20008月の安値が観測されている。昨年度の年金のアロケーションにおける超過収益は円債のアンダーウエイトによってもたらされていることから、そこら辺りまで株 がもし下げるようなことがあれば、リアロケーションも十分に考えておかねばならない。

また、金融政策面でもゼロ金利解除どころではなく、円債は暴騰する可能性もなきにしもあらずでしょうか?

取り敢えず、本日現在のイメージを書きなぐりました。御参考になれば幸いです。   tetzu


平成12年4月19日の独り言「音声リモコン」

かなり前になるが、「コンピュータと家電は融合し、ゆくゆくは、さながら“バック・トゥー・ザ・フューチャー”の未来編のように変化してゆくであろう」とコメントしたことがある。

“バック・トゥー・ザ・フューチャー”の中では、大きな16分割くらいな壁かけ型(埋め込み型)のディスプレイがあり、「天気予報」と言えば、天気予報が表示されたり、テレビと言えば、テレビが見れるというような、キーボードとかスィッチというようなものがなくても利用出来る環境が存在していた。

今日、紹介するリモコンは日本シューターという会社の作ったリモコンであるが、前述のそれに近いものが実現可能である。しかも、意外とハイテクではなく、以前にも紹介した赤外線を利用したローテクによるものである。

最近は何でもリモコンが付いており、使いこなすのは案外大変。特にお年寄りには使い分けるのが困難となりつつある。しかし、このリモコンは音声で家電をコントロール出来る。つまり、手元に設置した赤外線リモコンに向かって「テレビ」とか「電話」とか呼びかけることによって、テレビがついたり、電話がつながったりするのである。

しかも、通常の赤外線リモコン使用の家電ならば、工事が不要とのことである。最初に、家電や機種毎に違う赤外線と、利用者の音声を対応させてから使用する。1つのリモコンで70程度の家電を動かせる。電動ベッドなどの制御も可能であるから、かなり利用範囲も広い。

このリモコンの開発には、やはり音声認識というハイテク技術が不可欠であり、誤作動が起きにくいように工夫がされている。ローテクとハイテクの融合で有用な仕組みが出来上がった訳である。今後の高齢化時代の到来にむけて、このリモコンは、たくさんの家電製品を使いこなす上でのバリアフリー商品と言えるであろう。


平成12年4月18日の独り言「日銀の外貨資産運用」

先日、介入資金の運用についてコメントしたが、本日公表の日銀政策委員会月報(3月)の中で、保有する外貨資産に関する運用方針を改め、業務の透明性向上を図る観点も踏まえて「インデックス運用」を導入し、安全性を確保しつつ収益性を重視した運用を今年度から開始したことが明らかにされている。

具体的にはTBなど安全性・流動性は高いものの利回りの低い短期国債に偏っていた投資対象を5年以内の中期国債まで広げるということである。今のところ、長期国債、社債、株式などはリスクが高いため、運用対象には入っていないということである。政府機関債も入っていないようだ。

保有資産は流動性ポートフォリオと投資性ポートフォリオに区分けされ、前者は国際金融支援の実施などに備え、期間1年以内の主要国の国債や主要国中央銀行の預金で運用し、極めて高い流動性を確保するのに対し、後者は収益性に配慮した資産として米ドルやユーロ、ポンド建ての期間5年以内の国債や中央銀行預金を対象とするものである。

各通貨建て資産の金利リスクが期間5年までの標準的な金利リスクから大きく乖離しないように「インデックス運用」を適用。通貨別資産は原則として同一通貨建てで再投資しつつ、通貨別資産構成比が資産の時価総額から算出した通貨構成比率から一定以上乖離しないようにするとのこと。

外貨資産の取引については「金融為替市場に撹乱的な影響を与えないように留意する」ことを基本原則としているらしい。詳しくは調べていないので定かではないが、先日の介入資金による米債のクーポンパスなどはここで言う日銀の保有資産には入らないのではないだろうか。あの時のクーポンパスの対象銘柄には2009年8月債まで入っていたからこれは5年超の国債であり、投資性ポートフォリオにも属すことが出来ない。あれは正に外貨準備の運用。今回のは日銀の保有資産の運用ということで区別する必要があるのだろう。

また、金融市場に撹乱的な影響を与えたことも基本原則に反している。あまり、大暴れせず日銀さんも頑張って儲けましょう。

>>>おまけ

先日某欧州系証券が日銀に口座を開けてもらったことを情報として聞いていたが、あの口座が正に今回の日銀の保有資産運用口座である。トレードされる金額はそんなに大きくなく、確かに金融市場に撹乱的な影響を与えるものではないようである。


平成12年4月17日の独り言「日経225

本日の日経平均株価指数は先週末の米国ナスダック・およびダウの急落を受けて大幅下落した。しかし、その中には15日に日経新聞社が発表した225銘柄の入れ替えによる影響が大きく含まれていることを認識する必要があろう。

ちなみに本日の相場の一部を分析してみると次のとおりだ。225銘柄から抜ける30銘柄の騰落率は−18.79%、逆に入る銘柄30銘柄は−0.44%となっている。如何に抜ける銘柄が痛手を被ったか分る。

また、もう一点気を付けなければならないことがあるので、ご案内しておきたい。それは、225種に入る30銘柄の時価は50円換算後の合計で148672。抜ける30銘柄の合計は7819。入る銘柄は値嵩が多いということである。225インデックスファンドであれば、入替えのための資金は売り銘柄30だけでは賄えず、その他195銘柄を38%売却する必要に迫られるのだ。

この銘柄入替えで日経225でカバーされる銘柄のトピックス内の比率はこれまでの50%程度から69%程度に変わる。当然、NTの連動性は高まるということも言える。

この銘柄入れ替えに関わり、ディーラー・及び個人など、既に昨日寄り付きから売り・買いともに入れており瞬間的な先回り組のピークは本日?インデックスファンドは最も影響の少ない23日の大引けで入替えを行うことから、そこが第2のトレードのピーク。特にディーラーはそこでインデックスファンドの売りと買いに反対売買をぶつけてチャンチャン!?といったところか。

それにしても、インデックスに採用されるか、されないかで、こんなに値動きに差がでるというのは如何なものであろうか?いったい個別銘柄のバリューというものはどこにあるのであろうか?一時的な需給に他ならないのに…。これでは経営者もたまったものではないだろう。また、そういったことを材料にこれほど大きくトレードを入れて来ること自体、この日本株の相場にもある種の限界・手詰まり感が感じられる。


平成12年4月14日の独り言「光通信その後A」

携帯電話販売の光通信は14日、「一部の市場関係者やインターネットの掲示板などで、事実無根のうわさ(会社更生法適用の申請など)が流布されているが、全く根拠がない。本日、証券取引法上禁止されている風説の流布にあたると考えられるため、証券取引等監視委員会に情報提供した」とのコメントを発表した。 同社では、今後も風説の流布等の違法行為にあたると考えられる噂が流布するようなことがあれば、調査の上、法的手段をとることを検討する、としている。

インターネットなどでの情報の発信には十分な注意が必要である。我々が最も気を付けなければならないことであり、ネットでの情報提供を行なう者どうしの間でも最も大きなテーマとして取上げているところである。適格な情報の提供と間違った情報の提供の境界線。行き過ぎると“風説の流布”。しかし、突っ込まないと情報の質は落ちる。今後も、情報の発信には細心の注意を払って行なっていきたいと思う。

>>>欧州で同社株が*****の値で売買されたという話がマーケットで流れたが、今のところ出所不明で確認が取れていないのでコメントは差し控えたい。


平成12年4月13日の独り言「リズム」

最近、あまりのリズムの悪さにショックを受けている。別に音痴になった訳ではないが、イエローカードを2枚貰ったような感じである。こういうリズムの時は一度休むのも相場である。

米国債券の相場のリズムである。私は完全にリズム感を失っている。ことの始まりは、先週の金曜日のアクションである。

カレント・ロングボンドのオファーを取り、「106−22+」の声。スクリーン上は106−22に売りものがある。ロングボンドの「+」など何の違いもないのであるが、つい「106−22」にインプルーブを求めた。それがリズムの狂い始め…。

その瞬間、106−25テイクン、106−25bidと板は変化。「え〜い、また後で買うワ!NOTHING!!」と言ってしまった。その後あっと言う間に107をテイクン。買えなくなった私はそのまま、すごすごと家路に着いた。

帰ってビックリ。まだ、上がっている。翌朝、起きてビックリ1.5ポイントも上昇。ウォー!(叫んでもしょうがない。)

翌週は週初からイライラが募る。<火曜日>え〜い!BOND買っちまえ。どうせ株は下がるぜ、そしたら5年債はFFとインバートだ。その時5年債を売ってバーベル完成だぁ。5年債6.00%で売りでも指して帰るか。う〜む、まあいいや。明日売ってもいっしょだろっ!秘技、一人時間差攻撃(入れ替え)だ。

そして翌朝。やっぱり株は下がった。ほらみろ、予定通りだゼ。何〜!PIMCOが国債を売ってエージェンシーを買っただと。それで、BONDはこの体たらく。株は下がったじゃあないか。5年債は6.00%を2度程トライした後大幅下落…。ウォー、差しときゃ、良かった!出来とるやないか!!と言っても後の祭り。

何とも、リズムの悪いこと…。気がつきゃ、欧州債も高値掴んどるううう。ダブル・ショーック!もう、知らない。止めた、辞めた、病めた、やめた。ポジション・クローズ。ペナルティ・ボックス入り。ダンボール箱でボックスを手作り。皆さん、放っておいて下さい。どうせ、私は、私は、、、

このお返しはイースター明けに返してやるゼ。それまでは、じっと我慢。


平成12年4月12日の独り言「光通信その後」

12日、ロイターが次のとおり伝えた。「帝国データバンクによると、光通信の大手代理店グローバルウエーブが12日、東京地裁に自己破産を申請した。負債額は99年9月末で約23億5700万円。同社は、光通信の代理店として「HIT SHOP」などの店舗運営を行っており、99年9月期の年間売上高は約57億8800万円で、約100店舗を抱えていた。」

ヒット・ショップと言えば、皆さんもテレビCMなどで聞き覚えがあると思いますが、そのヒットショップの運営をしていたグローバルウエーブ(本社東京都豊島区、資本金1億8022万円、佐竹茂代表)が自己破産を申請したと言うのである。

光通信の代理店としては大手に位置づけられていたが、薄利のうえ、積極的な店舗展開に伴う借入負担も重荷となっていたようだ。これによって、光通信がますます窮地に追いやられたのは疑う余地がなかろう。

先日、営業利益の下方修正の発表に絡んで、不信感を抱いた投資家・アナリストの怒りはおさまらないだろうとコメントしたが、その後同社株はストップ安を続けている。そこに、このニュースである。特に、投信などの組み入れ銘柄上位となっており、インデックスに対する超過収益の源泉となっていただけに投資家の投げも加速しそう。最近の投信のディスクロージャーでは上位から消えた感もあるが、時価が落ちたことによるもので切れてはないのではないだろうか?逆にアンダーパフォームの源泉に…。

投資家の動揺を抑えるようなしっかりとした説明が一刻も速く同社から発表されることが望まれる。IRは投資家と経営者の信頼関係が最も大きい要素だ。


平成12年4月11日の独り言「日興證券」

一部の証券会社の経営スタンスに変化が現れ始めている。かなり前から証券会社は手数料一本やりの営業評価システムには弊害が多いということの反省から、顧客からの預かり資産額、預かり資産増加額などで営業マンを評価する態勢に変化してきた。

しかし、フロー商売の証券会社にとって株式相場が上向き取引高が増加してくれば、各社手数料の競い合いとなるのは当然である。このチャンスを逃す手はないのは当たり前と言えば当たり前で、社員の評価も自然と手数料の大きい営業マンが、やはり持てはやされるようになってくる。

投信人気も盛り上がっているが、外貨投信のパフォーマンスが振るわなければ、ハイテク日本株投信に乗り換えを勧め、ハイテクがだめになればバリュー株投信にくら替えだ。昔の証券会社の営業に戻ってきた。

まあ、この程度であれば目先の効いた賢いセールスマンなら当然といったところだが、日興證券など実績による賞与部分が非常に大きくなった証券会社の営業マンはどうしても目先の手数料アップに力を注いでしまうことが予想される。場合によってはバブル期に横行した強引なセールスもまかりとおす様な事態も想定される。刈り取れるだけ刈り取って、後は転勤してしまうといった、セールス手法である。

しかし、それでは旧態依然のままである。前述したとおり、預かり資産額でセールスを評価するとかいう方法では確かに直接的にまた、即効的に収益には貢献しない。手数料実績が重要であることも間違い無い。

日興證券ではそういったセールス評価の矛盾をコントロールするために、営業目標・評価体系という直接的なものの他に、別の角度から営業マンのセールス手法をコントロールすることが試みられることとなった。人事ローテーションの長期化である。

1つの営業店での在任期間を長期化することによって、刈り取っては転勤という状態を無くすのである。単年度で刈り取りを終えてしまえば、その翌年からの賞与・年俸は急減する。刈り取りと同時に種まきをさせるシステムである。このシステムがうまく回転を始めると、各営業マンが自分で能力に併せて種まきのサイクルと刈り取りのサイクルをコントロールしてくるようになるであろう。二期作を地道に行なう人や2年に一度大きなプロジェクトを計画する人など様々なものとなってくることが予想される。このシステム変更がどのように実績をあげて来るか非常に楽しみである。

ただ、このシステムの弊害はひとつの営業店に長く勤務するということであり、不正や癒着の温床になる可能性があることである。この点については、人事システムの変更に平行して、より高度な、厳しいコンプライアンス上のチェック体制を構築してゆく必要があるだろう。


平成12年4月10日の独り言「大蔵省の外貨準備運用」

先日、日銀の委託によるクーポンパスがニューヨーク連銀によって行われた話を書いた。これは明らかに介入資金である。介入資金については今までTBでの運用がそのほとんどであった。流動性重視である。多少、金利は低くても、過去の介入はほとんど大蔵省の勝ちであり、外貨準備の運用など考えなくても、良かったくらいだ。

しかし、これがアメリカであればどうだろう。まず、介入するにあたり、かなりの説明を求められる。本当に必要な介入なのか?また、介入資金は税金であり、介入に失敗するということは国民に損害を与えるということである。無駄にはならないのか?等などと…。

欧州でもECBが運用目標を各国中央銀行に与え、そのベンチマークに対してアウトパフォームするようにアクティブ運用をしている。昨年の1月、4月、7月などに(特に1月の日本の金利上昇時)欧州の中銀がこぞって長期債を購入したりしたものそのせいであろう(当時は中央銀行の長期債買いに驚いたが…)。

また、アジアの中銀は米国債を売却し、積極的にエージェンシー債を購入している。エージェンシー債の中短期ものの彼らの購入シェアは恐ろしいものがあるくらいだ。

日本も積極運用の流れに乗っていかなければグローバル・スタンダードから外れるという認識がやっと出来たというところか?また、冒頭でも書いたが、今までは介入そのもので大蔵省が勝っていた訳だが、ここのところの介入は負けている。少しでもリターンを高めなければ、赤字会計になってしまうという危機感であろうか。ベンチマークはどんなものに設定しているのか分からないが、マーケットを壊さない程度にしっかりと儲けて下さい。成功をお祈り申し上げます。


平成12年4月7日の独り言「インターネット電話」

音声をデータにして送受信するインターネット電話の料金が下落している。インターネット専用線価格の下落や利用者の拡大でコストが下がったことが大きい様だ。需要が大きい米国向けは1分20円を切るサービスも登場してきた。

ネット電話サービス「テレマトリックス」を手掛ける千代田産業は3月から米国向け3分料金を13%安の58円、英国向けを11%安の76円に下げた。「ジーコール」のジーエーピーは2月に米国向けを21%安の3分57円(発信局番03の地域)、英国向けを17%Y安の87円に、「JENS」は昨年12月に米国向けを69円に引き下げている。

ネット専用回線の接続料金は昨年後半から急落、一部では1年前の半額のサービスも増えており、コスト低下が急ピッチに進んでいる。需要急拡大を背景にNTT-MEは3月から米国向けで3分66円と大手としては割安料金で参入してきた。競争の激化も値下げの要因の一つである。こうなってくると国際電話会社は国際電話単独事業のみで考えると歴史的使命を終え、存在意義はなくなり過去の会社となってきた感じである。

また、インターネット電話の普及にはデータの圧縮技術の進歩も一躍買っている。音声という情報をデータに変換し圧縮することによって高速で送信する技術が普及してきたからこそインターネット電話への加入者数が増えてきたのである。そのうち、長距離電話サービスは無くなり、皆ネットを通じて電話を架けることになるのであろう。電話はプロバイダーが指定する市内局番のアクセスポイントにつなげるだけである。特にケーブルテレビを利用してネット接続している人は定額で長距離電話が出来るようになるということ?現在においても、少なくともチャットの利用は長距離でも定額ですよね!


平成12年4月6日の独り言「調整局面入り」

一昨日、ナスダック株が急落した。引けにかけては反発し、下髭の長い陰線となった。米国でのインタビューなど聞いても、信用買いの追証発生でパニック的に売りが膨らんだものの引けにかけてはしっかりとした買いが入り、業績から考えても再び、上昇基調に戻るとする意見が多い。

また、ナスダックから抜けた資金はNYダウ銘柄へ移行しており、株式市場から資金が流出している訳ではない。業種ローテーションのようなものである。との意見も聞かれた。

また、米国株を所有する某日本人にインタビューしてみたが、別に信用で買っている訳では無く長期投資だから余り気にしていないとのこと。だが、つい1ヶ月前までは毎朝自分の米株ポートフォリオの組み入れ銘柄の前日比が緑色に光っていることをとても嬉しそうに話していた。

自分のポートフォリオが含み損になった時にいつのまにか投資尺度が簿価ベースに変わったり、投資スパンが長くなったりする光景を初めて目にする訳ではない。そういう変化をするのは儲からない投資家の常套手段だからである。

また、NY支店にも問い合わせてみたが、やはり4日の下げはショックが大きかった様だ。別に日本人スタッフが慌てている訳ではない。ローカルのスタッフが株価ボードの前を用も無いのにうろうろする光景が目に付いたと言う。彼らもまた信用で株を買っている訳では無いらしく、何のアクション(投げるとか、買うとか)もしていなかった様であるが、反発して引けてやっと仕事が手に付いたようである。

今回の下げで驚くべきことは冒頭で書いたとおり、どこかで下げ止まって再び上昇基調に戻るという論調が多い事である。今回の下げでナスダックは明らかに高値からの調整が20%を越えた。普通であれば20%以上の相場下落は明らかに「調整局面入り」と認識されるはずである。今回この言葉か聞かれないところにこの相場の気味悪さが残る。今後も米株式市場から目が離せない。


平成12年4月5日の独り言「クーポンパス」

昨日の米国債券市場では連銀によるクーポンパス(日本でいうところの買い切りオペ)が実施された。このクーポンパスは通常の形態と異なり委託によるクーポンパスとのアナウンスがされた。まさしくBOJによるものである。

先週あたりからウォールSTでは言われていたのですが、短観に併せて日銀によるドル買い介入が実施される。そして、その介入された資金は米債購入資金に充てられるとの噂だ。

しかし、通常、介入によるドル資金の運用はほとんどTBでの運用になっていた。にも関わらず、米債が買われるという噂が流れたことはどこかから話が流れたことを意味している。

しかも、入ったクーポンパスの金額は9500ミリオン$という巨額なものとなった。そして、驚くべきことは3500億円がTB、残りの6000億円はクーポン債に入ったということである。2009年債まで買うとは・・・。先日から行われている本家のバイバックも1日1000M$がせいぜいなのに、よその国の中銀がこんなにクーポンパスを入れて良いのでしょうか。おそるべし!

債券マーケットは午前中にBOJの巨額クーポンパスで需給が締まっていたが午後に入り米国株式市場が急落。フライト・トゥー・クォリティーの動きから2年債中心に金利は急低下。ショートカバーも誘い一時、2年債は前日比34BPもの金利低下となった。皮肉なことに、BOJが流動性の供給を行なった結果となり急落した米株式市場は反転急上昇し、取引を終えた。

今後は円高が進めば債券が買われるという展開も予想される。日銀のドル買い介入の度に、クーポンパスが実施されるという思惑が働くためだ。今後の日銀の動きに注目したい。


平成12年4月4日の独り言「キャノン」

キャノンはインターネットを使って部品や原材料を安く効率的に調達する「ネット調達」を全面導入することを発表した。

取引先メーカー1300社を結ぶシステムを開発し、今年末までに年間1兆1000億円に上る資材調達の95%をネット経由に切り替える予定らしい。松下電機産業も2001年3月を目処にネット調達への切り替えを予定しており、大手メーカーの相次ぐネット調達の導入で、部品メーカーの選別が進む見込みだ。

キャノン本体の他、生産を担当する国内関係会社11社と国内取引先を結ぶシステムを4月に構築する。海外取引先との間でも一部ネット調達の実験を始めており世界規模に発展しそうだ。

見積もりから受発注、決済まで全てネットでやりとりする。金型などの設計図面もデータとして送り、迅速に試作・生産に取り掛かれるようにする。そのためには、データの管理・暗号化の高度推進が必要となってこよう(富士通が技術協力するらしい)。そうでなければ同業他社、ライバル企業にすべて情報が漏れてしまうからだ。

また、資材購入費だけでも年間約80億円のコスト削減を見込んでいるが、複数の業者に一斉に引き合いを行なうことで低コストと短期納品を実現させることが可能。これにより、見積もりと発注業務に要する日数は従来の3分の1に短縮する見込み。また、在庫管理も高度化でき、在庫自体も落とすことが可能となろう。

先日、米の自動車会社が部品の調達をネット・オークションで行い僅か数時間で59%のコストダウンに成功したという例を紹介したが、日本でもこうしたネットを活用した効率的な調達を進める動きが今後活発化するであろう。

資材・部品メーカーは本格的な価格・納期競争にさらされることとなるが、それにより恩恵を被るのは我々国民・消費者であることは疑いないところであろう。ますますのネット化を期待したい。


平成12年4月3日の独り言「8000件」

「あるファンドマネージャーの独り言」へのアクセス件数が本日8000件を越えました。このHPは続けられているのもご覧頂いている皆様方の激励のおかげと深く感謝申し上げます。

さて、1999年度下期の相場予想にご参加頂いた皆様方に重ねて御礼申し上げます。この下期よりJGB FUTUREのみならず、為替(¥/$)及び米債30年債の予想までご協力頂きました。

今期の成績につきましては下期前半はJET氏独走となり、三冠で折り返すこととなりました。その後もJET氏の円債予想の冴えは続きましたが、為替はMUTA氏が猛追。最終コーナー手前でピタリを出して逆転1位に。また、米債30年債につきましてはJET氏と途中参加ながら追いついた2等兵氏が同点決勝に縺れ込み、今週の予想で雌雄を決することに…。

円債で2期連続1位のHIROSHI氏は今期振るわず。また、いつもながらNoripeeさんのコメントは大変参考になりました。GENさんは先期、GEN気なく、残念賞。圧巻は最終コーナーから参加してピタリを連発したhirakunさん。今期も宜しくお願いします。

私はと言えば先期の好調はどこへやら!全く当たる気がしないくらい当たりませんでした。これでファンドは超過収益というのは逆にふ・し・ぎ…!!そんなものですかネ!

それでは今期も宜しくお願いします。


98年の独り言へ

99年の独り言へ

2000年の独り言へ

2000年1月上旬の独り言へ

2000年1月下旬の独り言へ

2000年2月上旬の独り言へ

2000年2月中旬の独り言へ

2000年2月下旬の独り言へ

2000年3月上旬の独り言へ

2000年3月中旬の独り言へ

2000年3月下旬の独り言へ

ホームページへ