過去の独り言もみることができます。過去の独り言の目次はこのページの一番下にありまので、スクロールしてみて下さい。それでは、どうぞ!


平成12年6月27日の独り言「政治家(続き)」

先日、“独り言”で採りあげた「中田ひろし」氏が今日も、駅前に立っていた(選挙活動で疲れているであろうに…)。先の衆議院総選挙で彼は予想どおり多くの有権者の支持を受け、2位の元内閣総理大臣橋本竜太郎の秘書であった候補者に大きな差をつけダントツで当選した。神奈川8区の有権者が彼の政治に対する姿勢を十分に評価した結果と言えよう。

これで彼はまた、政治活動を続けることが可能になった。彼の様に無所属で政治資金の乏しい政治家にとって落選することは、かなりの活動の制約となってしまう。当選したことがどれだけ彼の活動を支えるのであろうか?

まず、歳費(サラリーマンの給料にあたる)が月137万5000円(年間1650万円)、サラリーマンでいうところのボーナスが年間816万円、意外に多く貰える文書通信費100万円×12ヶ月=1200万円(年間)、立法事務費が年間780万円、秘書費用3人分年間1812万円(一人600万円で雇うのは実は難しいかも)などである。

明示的な収入のみで上記合計は6258万円である。これは彼の政治活動を支える上で、とても重要であることは間違い無い。また、その上に政治家の特権としてJR、全国の私鉄、バスが無料で利用できる。普通の(というか、「我々が通常目にする」と言った方が良いか?)政治家は私鉄やバスにあまり乗ることも無いであろうことから、余り利点ではないも知れないが、中田議員にとってこれは大きい。黒塗りの車で国会へ乗り付ける事など無く、田園都市線を利用して国会へ出向いているからである。

確かに6000万円を超える年収というのは多いと感じる方もいるかもしれない。しかし、国民、有権者が選んで国政を任せているのである。この代表者が十分に一生懸命働いてくれるのであれば安いものではないだろうか。逆に働かざる者は大臣経験者であろうと有権者は選ばない(今回は17名の大臣経験者が落選)ということの方が重要であり、これからはもっと多くなることが予想されよう。また、政策で勝負できる優秀な政治家を生み出し、育てるにはもっと大きな報酬が本当は必要なのかもしれない。


平成12年6月26日の独り言「アクセス件数9000件」

本日、「あるファンドマネージャーの独り言」へのアクセス件数が9000件を越えました。いつもご支援を頂き有難く厚く御礼申し上げます。

インターネットの普及率は携帯電話によるインターネット接続(i-modeサービス等)開始により飛躍的に上昇しています。「あるファンドマネージャーの独り言」もi-modeの入り口を作りました(http://club.pep.ne.jp/~tetsu.chiho/i-mode.htm)。どうぞ、ご利用下さい。

最近、業務多忙につき特に「独り言」のアップが遅延しておりますことをお詫び申し上げます。極力毎日のアップを心がけますので、ご勘弁を…。但し、少なくとも「ポジショントーク」は毎日アップ致しますので、ご参考にして頂ければ、幸いです。

それでは今後ともどうぞ宜しくお願いします。tetzu


平成12年6月22日の独り言「BUNDS FUTUREテクニカル・アップデート」

BUNDS FUTUREのテクニカルをアップしておきたい。次の変化日は731日、もしくは81日である。105.90の重要なレジスタンスラインを抜け4月の高値をアップブレイクし、更なるレジスタンス108.20(かなりハードな山ですが…)をチャレンジするかと思いきや、ブレイクダウンしてからは速かった。

昨日の下落は正に先物主導の下落と思われる。限月交替後、建て玉は少なく、先物ヘッジの水準は低い。したがって、テクニカルの悪化により大口のヘッジ玉が被さった形と思われる。105.90スルーし、フレームを元にもどしたことから、変化日までのコア・フレームは103.70−105.90と想定される。また、その下は102.10しかない。

来週は金融政策変更後、初めてのレポ入札がある。足下金利がボラタイルになれば、相場そのものもボラタイルになることが予想され、特に経済指標発表毎に右往左往することとなろう。先ずは、変動レポでの金利の落着きどころの不透明感から相場的には下値を試す展開が予想される。

また、プライスアクションは、短期市場が陰転し、押し目買い圧力の強い中、下値を試す展開がこちらも示唆されており、今後は要注意となる。中期指標も陰転すれば103.70は必至か。

以上、ブンズ先物のテクニカルでした。当たるも八卦、当たらぬも八卦!


平成12年6月21日の独り言「モバイル・ショッピング」

携帯電話端末によるオンラインショッピングが米国で拡大する見通しだ。全米で2500の支店をもつグロッサリストアのAlbertson's Inc.は、加州IrvineHomeAccess MicroWebと共同で、携帯電話による商品の購入環境を、今年度をめどにシアトルから順次南へ向かって米国西海岸地区へ導入するとのこと。

 この携帯電話には、通常の電子メールやインターネットブラウザ機能のほかにスキャナが付属しており、例えば購入した缶詰スープの中身が無くなりかけたら、缶詰に印刷されているバーコードをこの携帯電話でスキャンして次の分の発注を行う、といった利用方法が可能になるらしい。

電話回線費用はユーザー負担になるものの、電話機器費用を広告主が負担することで携帯電話の無料配布を実現する予定で、携帯電話の液晶には生鮮食品特売情報、最新映画紹介、レストラン案内などのさまざまな広告が流れ、その広告を見ながらその場で商品を注文することも可能になるのが特徴だ。

日本のI-modeを更に進化させたような感じであるが、以前紹介したオークション機能まで付け、決済機能まで付けば完璧となるか。オンラインショッピングをした後の受け取り方法がどのようになっているのかが、不明であるが、商取引はネットで行なうことが出来ても、物流だけはネットで行なうことは出来ない。そこの工夫が進めば更にニューエコノミーが花開くだろう。


平成12年6月20日の独り言「UST10Y FUTUREテクニカル・アップデート」

US Treasury10YFUTUREのチャートについて今日はアップしておきたい。1月安値からカウントが始まっている米債先物10年物であるが、5月25日から現在の第3フレームに突入している。横軸はこの5月25日から次の変化日である7月27日でフレームが形成される。その間の重要な日柄は20年先物と同様に6月27日と7月6日である。

縦軸は94−00/32から98−16/32がメイン・フレームであることが想定されている。その間の重要な価格は96−07/32と97−13/32が観測される。

現状は雇用統計以降、凪の相場が続き、相場としてはアップ・サイドに流れが出かけている感じもあり、また、テクニカルも短期指標・中期指標共に買い支持で押し目買い圧力の強い中、上値を試す展開が予想される。しかし、20年先物のテクニカルはお先に短期指標が売り支持になっていることや、10年先物のテクニカル自身価格のボラティリティが相当落ちていることから、ちょっとしたプライスアクションであっと言う間にテクニカルは陰転することが考えられるので注意が必要だ。


平成12年6月19日の独り言「UST20Y BOND- FUTUREテクニカル・アップデート」

US Treasury BONDFUTUREのチャートについて本日はアップしておくこととする。1月安値からカウントが始まっている米債先物であるが、5月25日から現在の第3フレームに突入している。横軸はこの5月25日から次の変化日である7月27日でフレームが形成される。その間の重要な日柄は6月27日と7月6日である。

縦軸は93−25/32から98−11/32がメイン・フレームであることが想定されている。その間の重要な価格は95−10/32と96−03/32が観測される。

現物30年国債の発行額の減少と、オフ・ザ・ラン銘柄のバイバック実施によって一時は大相場を演じたが、今では現物マーケットでのBONDの売買高の急速な縮小によって現物のイールド・ボラティリティは急速に落ち、それに伴い、20年先物の値動きも小さくなってしまっている。

テクニカル的には5年・10年の先物に比べ、勢いはなく短期指標が陰転しやすい状況にある(陰転と陽転のギリギリのところにいて振らされやすい状態)。従って、中期の指標は買い支持であることからBOND FUTUREのポジションはニュートラルで構えつつ、押し目を待つのが常套手段か。

更にテクニカル的には5年・10年の先物が押し目買い圧力の強い中、上値を試す展開を示唆していることから、5年・10年をロングとし、カーブ・ポジションとしてビュレット・ポジションを持つことが未だ妙味ありというところか。但し、このポジションも5年・10年の先物が売り支持となった時には全くアゲンストのポジションとなることには要注意だ(テクニカルだけでなく、20年先物のイールド・ボラティリティが低いため金利低下時はビュレット・ポジションが優位となるものの、金利上昇時には20年先物のパフォーマンスは相対的に損失が少なくなることが予想される)。


平成12年6月16日の独り言「英国債先物テクニカル・アップデート」

英国債先物のチャートについては未だ昨年11月高値が起点となっており、今回のフレームは6月1日からのカウントとなっている。次の変化日は8月3日が観測されている。その間の重要な日柄は7月4日である。

縦軸となる価格のフレームは111.45−115.95がメインフレームであり、113.70がその間の重要なプライスとなる。日柄の7月4日にはピンポイントの価格112.05が観測されるが、当たるも八卦、当たらぬも八卦である。

テクニカル的には中期指標が買い支持であるものの短期指標が陰転したことから押し目買い圧力が強い中、下値を試す展開が示唆されている。ここ最近の動きとして英独スプレッド(現物10年国債)は密接な動きを続けている。従って、イールドカーブが全く違うにも関わらず、お互いのファンダメンタルズが先物の動きに影響を及ぼしていることに注意が必要だろう。

しかも、ブンズ先物が10年国債先物であるのに対し、英国債先物は15年先物であることに注意したい。先物の方向性・変化のタイミングは非常に相関が高いにも関わらず、英国債先物の方が当然ボラティリティが大きいのである。ブンズと英国債先物の重要なレジスタンス・サポートの価格はうまく合わない可能性が高いのではあるが、逆にタイミングと価格がはまった時の威力は2倍だ。十分に注意しましょう。


平成12年6月15日の独り言「EUR/USDテクニカル・アップデート」

EUR/USDのチャートについては昨年10月の戻り高値が起点となるカウントが、0.908という重要な価格をダウンブレイクしたことによって変化している。現在の起点は12月の高値である。従って、次の変化日も7月17日が観測されている。

価格のフレームは幅が広く0.8980−0.9890となっている。その間の重要な価格は0.9435である。マイナーではあるが、節目の価格が多数存在し、0.8980−0.9435の間では0.9210、0.9130の2つ、及び0.9435−0.9890の間では、0.9650、0.9740が観測される。

また、6月26日のマイナーな変化日に対応する価格として0.9280が見られるが当たるも八卦、当たらぬも八卦という感じである。

テクニカルは短期指標・中期指標共にユーロの買い支持であり、押し目買い圧力の強い中、上値を試す展開が示唆されている。最近の米国の金利の動きは国債よりもスワップ等の民間金利の方がイールド・ボラティリティが大きい。米国の金利低下時にはスワップ金利の米独スプレッドは縮小しやすく以前にも独り言でご紹介したとおり、ユーロ買いのサポート要因であることを付け加えておきたい。また逆に、米の金利に上昇圧力が掛かるような展開となった時にはユーロの脆弱さがクローズアップされよう。


平成12年6月14日の独り言「完全試合」

野球の話が2日続くが、今日は完全試合の話である。渡米した日本人野球選手が活躍しはじめて久しいが、大リーグではないものの、3Aで完全試合を達成した日本人が現れた。ノーヒット・ノーランはかつて野茂英雄投手が大リーグで達成しているが、この完全試合も大変な偉業である。

完全試合を達成したのはレッドソックス傘下の3Aポータケットに所属する大家友和選手である。77球、約2時間での達成だ。3ボールになることは1度もなく見事な制球力で省エネ・ピッチングを見せた。

彼は1994年京都成章高校から横浜ベイスターズに入団し、4月にいきなり1勝を挙げたが、その後はなかず飛ばず…。通算57回1/3を投げて四死球48と制球力の悪さが欠点であったが、それを克服しての快挙である。

昨年横浜を自由契約となり、ポータケットに乗り込んでからは実は15勝無敗。大リーグでも8試合を投げている。今期もマイナー・リーグからのスタートではあるが、この完全試合はレッドソックス首脳にも大きなインパクトを与え大リーグへの道もかなり近付いたはずである。大リーグでの注目すべき日本人選手が一人増え、とても楽しみである。今後の彼の活躍に期待しましょう。


平成12年6月13日の独り言「敬遠の四球4つ」

敬遠の四球4つと言えば、ゴジラ松井が高校生の時に甲子園で明徳義塾から全打席敬遠という仕打ちを受け、「高校生の野球」と「勝負の世界」という問題まで生じさせた一件を想い出す。今回の「敬遠の四球4つ」は中学野球で起こった。しかも、それでサヨナラ負けである。にわかに信じ難いことであるが、事実である。

これは今月初めに開かれた大分県中学校総合体育大会軟式野球の佐伯市予選で鶴谷中学校の野球部が、決勝戦で全員バント作戦を取り、最後の守備で4四球を選択し、敗退したものである。

なぜ、このようなことが起こったのかというと、軟式野球連盟は「県総体への出場が決定した場合、全国少年軟式野球大会の九州予選への出場権は放棄しなければならない」との規定が大会要綱にあるからである。同中学の監督は県代表が決定している全国少年野球大会の九州予選への出場を優先させるため、県中体連に県総体予選への出場辞退を申し入れたが認められなかったらしい。従って、出場して負ける道を選んだということなのだ。

結局、佐伯市予選の決勝戦では全員が全打席バントでアウトを重ね、最終回の守備では冒頭のとおり、いずれも敬遠の4四球を与え0対1でサヨナラ負けした。試合後の生徒の感想文では「事情を知らない観客のヤジが辛かった」「今までで一番悔しい試合だった」など怒りや苦しさがつづられていたという。しかし、本当に辛かったのは、それで“勝ち”と言われた相手のチームであろう。

監督は「バットを振らないよりは、バントや守備を精いっぱいやろうと考えた。辞退を認めない県中体連への抗議の意味も込めた」と話しているが、他に手はなかったのか?辞退ではなく試合放棄という選択はあったはずである。

大分県中体連は「両大会への出場を認める措置が取れるように軟式野球連盟と協議して行く」と話しているが、他県ではすでに両大会に出場出来る様に規定を替えているところもある。大分県の対応が遅れているのだ。このように、問題が起こらないと改革が起こらないというのは、いかにも日本の古き悪しき慣習である。ある意味で、鶴谷中学の監督は革命家かもしれないが、当事者である両チームの選手の心は大きく傷ついてしまったのは言うまでもない。


平成12年6月12日の独り言「ネット普及率」

郵政省は先日1999年のインターネット利用人口が前年より約6割増え、2700万人に達したことを明らかにした。NTTドコモのi-modeを中心とした携帯ネット・サービスの普及が拡大を後押しし、人口普及率では初めて2割を突破、5人に独りがネットを利用する時代に突入した。

それでも普及率は米国の半分止まりであるが、この急速な伸び率を考えると2005年には利用者が7000万人を超えるとの推測もあり、米国をキャッチアップする日も近いということである。

郵政省はプロバイダーの契約者数などからネットの人口普及率を推計。98年に13.4%だったのが99年は21.4%に拡大。約40%の米国・カナダには及ばないものの、英国とは、ほぼ同水準で、ドイツ・イタリア・フランスの3カ国を人口普及率で上回った。

増加した約1000万人のうち携帯ネットが360万人程度を占め、普及の原動力になっていることが分る。2000年は携帯ネットサービスだけで1000万人以上拡大するという見込みもあり、2005年ごろにはネット人口普及率で米国と肩を並べるとの推測となっている。

ただし、先日もお伝えしたが、あまりのアクセスでi-modeがダウンしたり、繋がりにくかったりするというような事態も起こっている(NTTもその辺は改善努力中であるが)のが現実だ。

とは言うものの、確かに今では携帯ネットで株式のトレードも出来るし、飛行機の予約も出来る。インターネット後進国であることは事実であるが、携帯電話、特に携帯ネットについては日本の技術はトップレベルになってきた。極小化など加工技術の高さやソフトなどは日本の得意とする分野である。日本の底力を見せ付けるステージの到来だ。


平成12年6月9日の独り言「ソニーA」

このEB債は意外な使い方もされているようで、来年から実施が予定されている株式譲渡益課税の変更であるが、購入時の価格が分からない株については売却額の5%を購入価格とするということとなっており、それを免れるためには今年中に一旦保有株式を売却して買い直すという取引が必要である(今年中であれば源泉分離課税で1%の譲渡益課税を支払えば済む。但し、売却損が出た場合も1%の譲渡益課税が掛かるが…)。

そこで、単純にクロスを振るのも証券会社に手数料を取られるだけで面白く無いという投資家が同一銘柄のEB債を購入し、ヒットされればまた、株式が手元に来るというような取引を行なっているようだ。

彼らにとってはヒットしてくれた方が良いくらいでどんどん株価が上がってしまうと確かに目先の10%内外の金利は受け取れても株が購入出来ないという結果におわってしまうのだ。オプションの売買を行なっているだけであることから、全てが上手くいくということは有り得ない訳で、上手い話にはどこかに必ず落とし穴がある。

彼らが最も喜ぶシナリオは少し下がって設定した行使価格を割り込まず、高い金利を受け取って株を買い直すということであろう。それによって証券会社への手数料と有価証券取引税をカバーしたいということなのである。

話が少しそれてしまったが、確かにソニー自体、ネット戦略・金融業務への取り組みなど、ここへ来て一気に事業戦略の舵取りを変えた雰囲気もある。大きく伸びる期待も膨らむが、逆に総花的な業務展開が“あだ花”になる可能性も否定することは出来ない。

マーケットでは「中期的な利益成長シナリオが見えない」(エスジー山一アセットマネジメント)、「会社が打ち出した新しいビジョンについて具体的な道筋を見極めたい」(モルガン・スタンレー)という意見も聞かれる。

大きな期待をすでに一度織り込んでしまった株だけに出直るのには少し時間が掛かるかもしれない。冒頭にも述べたが、日本のネット銘柄のベンチマークがソフトバンクであるように、ソニー株は日本株式市場全体のベンチマーク銘柄である。日本株全体が出直るのも期待を先食いしてしまった分、多少時間が掛かるのかもしれない。


平成12年6月8日の独り言「ソニー」

ソニーの株価が苦戦している。心理的なサポートと見られていた1万円を先月23日に割り込んでからは一進一退を続けている。4月3日に付けた分割後の高値15100円からの値下がり率は35%を超える。この銘柄は日本の株式市場のベンチマークと考えられることから、今後も軟調な展開が続くことが想定される。出直るのはやはり8月であろうか?

ソニーは1株を2株に分割、5月19日付けで新株を割り当てたが、現物を受け取った投資家が売却に動いているという指摘も多い。また、外人の保有比率も高く、米株式市場が軟調に推移するなかでは益出しの売り銘柄の対象となり易い。

また、EB(他社株転換債)の対象銘柄にも多く利用されており、株価の下げがさらに、そのヘッジ売りに圧されるという展開も起こっている。EBは設定した個別銘柄のプットを売却することによって得られるプレミアムをクーポンに乗せることにで利回りを高く設定する仕組み債。プットを売却していることからそのストライク・プライスを株価が割り込んだ場合は、債券がその設定した価格の株券に変わってしまうという代物である。

大和綜合研究所によると、ソニー連動型EBの償還額は5月だけでも770億円もあったらしく、今月もさらに増えるようだ。行使価格は平均14000円あたりに設定した銘柄が多いようで、償還を迎えると5000円程度の含み損を抱えた株券を受け取る計算になる。

ということは、株の保有が目的では無かった投資家は株価が上がれば売却してくることが見込まれ上値を抑える要因となろう。まあ、ソニーの株を買う気でいた人にとってはそんなに気にする必要もないか(対象銘柄が光通信だった人などは結構恐ろしい)。

>>>明日の独り言に続く…。


平成12年6月7日の独り言「明日の変動国債入札」

顧客ニーズは高いでしょう。公募債と言えども当初は私募債のようなものでしょうから言い値で買われることでしょう。

この債券のニーズはインデックス・インベスターには全くなくポート勘定にニーズありですよね。

ALMの確立したバンクには必要ないかもしれませんが、時価会計になって何が何だか、どうやって運用したらいいのか

分からなくなっている雑金さん(言葉が悪い)は喉から手が出ているのが見えます。

満期保有債券にしてしまえば時価評価が不要になり、しかも100円で買えて変動利付き債であれば、金利上昇にも耐えうると考えてしまうのは仕方ないでしょう。従って、第1回債は割高なαとなることが予想されます。

最終的には15年間で、要するにTBに勝てれば良いわけで、現状では目先の利益を追うのは仕方ないでしょう。ただし、それならば大きなカーブのリスクを取るよりは少しばかりのクレジットリスクをとってLIBORフローターの債券を購入する方がよっぽど利にかなっている訳で、そのうち適正なαとなるでしょう。

業者としては売ってしまえば良い訳ですから、高かろうが落とした方が勝ちでは(無責任?)??

非常に無責任なコメントでした。スミマセン…。


平成12年6月6日の独り言「欧州経済の強気シナリオA」

欧州金利については、昨年後半には、米の長期金利上昇の影響を受けて独の長期金利も上昇し、結果的に大変なイールドカーブのスティープ化を至現してしまった(20001月:3ヶ月金利3.3%に対する30年金利6.3%)。

その後のフラットニングはこれまた米国にお付き合いで、5.35水準でのインバートを想定するのは少しやりすぎと考えています(ここからマーケットがラリーする場合はスティープニング・ラリー)。

今後のイールドカーブについては欧州景気の回復が強いものとなる確信度が高まれば、「長期金利がスティープニング(もしくはパラレル・シフト)で上昇する」と考えられます。リスクシナリオが現実味を増してきた時に長期金利の方が先に(もしくは同時に)上昇して6.0%程度まで上昇するという意味です。

そして、上記シナリオが更に現実に近づいた時に3-30年がインバートする可能性が有り得るということになるでしょう。その時のイメージは名目GDP成長率が6.0%を越えるイメージです(実質成長率4.5%?、デフレター1.5%?)。

ただ、アメリカがハードランディングを余儀なくされたりすれば、当然、上のシナリオ自体が壊れているでしょうからイールドカーブのイメージも変わりスティープニング・ラリーをしていることでしょうネ。ちょっと回りくどくなりましたが、感触をご理解頂けましたでしょうか?


平成12年6月5日の独り言「欧州経済の強気シナリオ」

欧州の景気見通しは強いものになるというリスクシナリオが実現する確率が徐徐に徐徐に上昇してきている。欧州の景気回復の過程は、米国の回復とは違い、構造改革の遅れた日本的な回復に近いものであると思われる。

  1. 外需――>A設備投資――>B企業業績回復――>C雇用・賃金の改善――>D個人消費上昇)

今は意外にも@ABCと順調に来ているようだ。外需頼みと言われているが、独・仏の第1四半期のGDP成長率に対する外需の寄与度はどちらも0である。結局、支えているのは投資である。ドイツの個人消費は依然厳しく、ここにバトンタッチできれば景気回復は本格的なものになる可能性もある。

欧州では税収の増加に伴い各国、減税プランの推進に余念がない。ドイツは3段階の所得税減税を2001年から始めるし、フランスも2001年から2003年にかけて所得税と住居税の減税に取り組む。フランスでは個人の税負担は95年水準まで引下げられるということだ。

また、ドイツでは2001年から法人実効税率(地方税を含む)が51.8――>38.6%まで引下げられる予定であり企業業績の回復も来年は進みそうである。

ドイツでは逆に減税原資を作るため投資に対する税制は来年から厳しくなる。そのため、今年度の後半は設備投資の前倒し発注が急増することも考慮しなければならない。年後半の設備投資の盛り上がりから、来年度の法人税減税による企業の負担軽減による雇用・賃金の更なる回復・及び伸展が消費に結びつけば来年の予想成長率は大きく上方修正する必要が出てくるのではないだろうか?

しかし、そうは言っても、米国の景気動向・金利動向に大きな影響を受けることは避けられず、少なくとも米の景気後退はソフトなものになることが前提であろうが…。米がソフトランディングに成功し、そして、うまく内需(消費)に景気拡大が波及すればかなりの耐久性を持った回復になることが想定できよう。

ただ、バトンタッチがうまく行かなかった場合は設備投資も先食いしてしまうことから再び外需に頼るしか逃げ道がなくなり、一気に景気回復のモメンタムは失われよう。


平成12年6月2日の独り言「陰陽道A」

陰陽道は森羅万象を陰陽(日月)や五行(火・水・木・金)の要素を組み合わせて説明する呪術で、中国から伝わり発達した。古代から江戸末期まで、宮廷を中心に物忌みや方違(かたたがえ)など、宮廷人の日常を支配していた。少年時代から陰陽道を学んだ晴明は花山天皇や藤原道長を守る呪術で信望を得て、安倍一族を陰陽道を司る名門に立て直したとされている。

陰陽道では自然界に自然に存在する「五ボウ星:☆」などが用いられる。我々は相場のチャート分析に利用することもある。また、日本製のロケットにはこの「五ボウ星:☆」が落ちないことを祈念され貼られているほどである。実は何を隠そう、私もこの「五ボウ星:☆」が好きでいつも持ち歩いている。

昨日、紹介した「陰陽師」は9巻までで250万部を突破し、重版を続けているらしい。また、平凡社の「月間太陽」も、陰陽道にかかわる土地と風習を紹介する年間企画「ニッポン陰陽道見聞録」の連載を3月から始めたが従来の読者層とは違う若い女性が読んでいるようで、手応え十分のようでだ。

世紀末のこの不安定な状況が続くうちは、まだまだ、これからブームが広がる可能性が高いのではないだろうか?今は女性中心にブームは拡大しているが、晴明の人気はじわりじわりと男性にも波及しそうだ。男性の“セメラー”が現れるのもそう遠くはない…?


平成12年6月1日の独り言「陰陽道」

古代に社会や自然界の出来事を解釈する尺度として利用されていた陰陽道(おんみょうどう)が最近脚光を浴びている。少女漫画や小説で安倍晴明(あべのせいめい、921−1005)が取上げられたのがきっかけのようであるが、今や社会現象化しつつあり、巷には「セメラー」と呼ばれる熱狂的なファンまで現れている。

安倍晴明は陰陽道の第一人者として平安中期に活躍した人物である。特に若い女性向け月刊誌「メロディ」で連載中の「陰陽師」(夢枕獏原作、岡野玲子画)が火付け役と言われており、安倍晴明ゆかりの晴明神社(京都市上京区)には若い女性の姿が目立って増えている。

通りに面した鳥居はビルに挟まれ目立たないし、社もそんなに大きくないものの、週末には10代から30代前半の女性らが続々と訪れ、多い日には2000人にも達するらしい。また、東京など関東からわざわざ訪れる人が多いのには驚きだ。参拝客は晴明が用いた星印「五ボウ星(ごぼうせい):☆」の紋章をあしらったお守りやペンダント、お札を買い求めているようである。

漫画の中の晴明は頭脳明晰で問題処理能力に長けているらしい。この不安定な世の中で、若い女性は晴明の将来を読み解く力に今も期待しているようだ。晴明神社では占いとは言わないまでも、人生相談も受け付けているらしい。それに晴明の力を期待しているようだ。

>>>明日に続く…。


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