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平成12年11月2日の独り言「原油価格高騰の日本への影響A」
確かに、直接的に原油価格の高騰が日本に悪影響を与えることはないかもしれないが、見落としてはいけないことは、日本の景気回復は内需主導でなく未だ外需頼みであることだ。従って、原油価格高騰によって世界経済の成長が鈍化するのであれば、結局日本の景気に大きな影響を与えるということである。ましてや、貿易のウエイトの高いアジアの景気悪化は日本にとって大きなネックとなる。97年にアジア危機で日本の景気にも赤信号が点ったを想い出す必要がある。
また、厄介なのは(有難いことではあるが)原油価格の高騰が直接的に日本の物価に影響を与える度合いが小さいために、インフレ懸念については、ほとんど無いということである。従って、今後じわりと世界経済の鈍化(アジア経済の鈍化)が進み日本に影響を与え始める場合には、日本では再びデフレ懸念が台頭し、景気鈍化とともに金利低下圧力をかけるということである。株価はその影響を既に感じ始めており、例えば東芝などは世界的な半導体市況のピークアウトからインテルと共に下落基調にあることなどにも、その一片が見られる。
原油価格の高止まりが長引けば、普通の国はインフレ懸念が払拭できず、金利低下圧力はかかりずらいのが普通である。しかし、前述の理由により、日本について言えば金利低下圧力が掛かることとなろう。日本債券市場は上値の重い展開が続いているが、意外なところに金利低下要因があることに気を付けておくべきである。逆に、日本株が下落している要因は米株式市場につられて下落しているだけだと勘違いをすると、こういった大きな要因・流れを見落とす可能性があるので気を付けられたい。
平成12年11月1日の独り言「原油価格高騰の日本への影響」
原油価格の高騰が世界各国のインフレ懸念と経済成長を阻害する要因となりつつある。特に、通貨ユーロ安の続く欧州圏ではその懸念も強い。特に、原油がドル建で取引されるために原油価格が上昇すれば欧州の支払い代金は増加し、ドルの需要は高まる。OPEC諸国に対する貿易赤字が増加することは構造的にユーロ安を招くのである。ユーロが安くなればなるほどユーロ建では多額の支払いが必要となり、ユーロ圏内での石油価格は上昇する。インフレ懸念は膨らみ、個人にとってはエネルギー代金が嵩む分、可処分所得が目減りし、消費が減少する。増税と同様の効果を内需に与えることとなるのだ。
影響は欧州だけには留まらない。原油価格の上昇はアジアなどの発展途上非産油国にも大きな影響を与えている。これらの国の原油需要が現在の原油高の要因のひとつとも言われているが、発展途上国のエネルギー効率は悪く大量の原油を消費しているのも事実である。韓国なども原油の高消費国であるが、原油高の影響は深刻である。
さて、日本にとっての原油価格高騰の影響はどうであろうか?為替は対ドルで安定しており、70年代に起こったオイルショック時と比べて原油依存度は格段に落ちている。電力も原子力発電等が普及している。また、米では石油精製にについて精製所の設備稼働率が上限に達していることなどもガソリンなど最終消費価格を押し上げているが、日本では設備稼動について余力があり、米ほど逼迫していない。従って日本経済に与える影響は限定的と言われることが多い。本当にそういう解釈で良いのであろうか?答えは「NO」である。
>>この続きは明日の独り言で…。
平成12年10月31日の独り言「日本シリーズA」
しかしながら、その後巨人は追加点が取れない。ダイエーは既に先発をおろし、中継ぎが出てきている。普通の野球は先発をマウンドから引き摺り降ろし、得点を重ねるものであるが、巨人は未だダイエー中継ぎから点をとっていないのだ。中継ぎが出て来る前に得点しなければ得点のチャンスは小さい。試合も終盤に進み、これは正にダイエー・ペース。斎藤に完投を期待するのも酷である。継投がポイントとなる。
盗塁を2塁で封殺しダイエーの流れを断ち切ったと思った直後にとうとう井口に3塁打を浴びた。ここで満を持して抑えの切り札、岡島を投入。1点差での登板。しかも、勝っているとはいえ、僅差の試合は明らかにダイエーペース。
ここがポイントの場面。最近のプロ野球ではピッチャー交代の時にボールはコーチを介して渡される。しかし、斎藤は直接岡島にボールを手渡した。しかも、出て来る時の岡島は笑顔である。この時点で既に次の打者との勝負は決まっていたように思えた。結果は岡島の勝ち。これが、本当の継投である。マウンドを引き渡す方、引き継ぐ方、両方の気持ちが繋がっていた。これで対戦成績は2勝2敗のタイに。
しかし、この第4戦の巨人の勝ちは普通の勝ちとは意味が違う。2対1の1点差で巨人の勝利=ダイエーの勝ちパターンが完全に崩れたということである。この勝利で逆に4勝2敗での巨人優勝が確定したと言っても過言でない。第4戦に負ければ1勝4敗も覚悟したのとは大違いである。
ダイエーが流れをもう一度引き戻すには巨人の勝ちパターンを崩す必要がある。それは、第5戦で巨人にホームランを一本も打たせない。もしくは巨人よりも多くのホームランを打つことである。しかし、ヨシノブに早々と先制ホームランを打たれ、江藤に追撃ホームランを打たれ、村田に駄目押しホームランを打たれては完全巨人ペース。ダイエーの打撃陣はヒサノブに無四球、2安打、完封、12三振で、3塁も踏めないのではどうしようもない。
第6戦はこのシリーズ初めてダイエーが先制するも、これはダイエーのペースではない。メイにフォアボールを与えて仁志の2塁打であっと言う間に同点。その後はセンターフライで仁志が3塁を落とし入れると、清原のボテボテのサードゴロで逆転。気が付けばダイエー自慢の中継ぎの切り札も松井に2ランを浴び万事休す!巨人の優勝が決まった。
しかし、これほど面白い野球・シリーズを見せて頂いたことに本当に感謝したい。そして巨人優勝おめでとう。長嶋監督の言うとおり連覇は今の野球では難しいが、来年も素晴らしい試合で観客を魅了して欲しい。21世紀の野球が今から楽しみである。
平成12年10月30日の独り言「日本シリーズ」
巨人が2連敗の後、4連勝で、日本一となった。今年のシリーズは今世紀最後、また、ON対決のシリーズとして注目を浴びた。このシリーズは流石に前評判通りのなかなか面白い戦いとなった。第3戦の大幅オーダー組み替えは長嶋監督らしい思い付きの良さというところであろう。
というのも、清原を3番に持ってきたからである。普通足の遅い清原を3番に持って来るというのは考えずらい。普通の解説では、「ヨシノブの調子が悪かったことと2〜4番まで3人左が続くよりは清原を3番に置いてジグザグ打線を組んだことが良かった」と見るだろう。しかし、ダイエーの中継ぎ陣は右左関係ない。阪神を始めとするセリーグのチームのように左打者に左の抑えを送ることはない。逆に右の打者に左のピッチャーをあてるのも平気である。
清原を3番に持ってきたのは1戦・2戦での清原の出塁率である。ヒットもセンター中心に着実に打っていたが、フォアボールが多い。これは清原の格である。この出塁の多さを生かせるのが今年の巨人である。足は遅くてもホームラン、もしくは連打であれば清原でも歩いてホームに帰れる。これが今年の巨人のリズム・ペースである。
また、この第3戦は落としたら4連敗もあるというキーとなった試合である。ラッキーだったのは上原が先発だったことである。確かに、今年の上原は不安もあったが、連敗ストッパーというのは昨年の彼の役目であったのである。相当なプレッシャーであったと思うが流石!慣れている。それを支えた仁志のファインプレーも見逃せない。
2勝1敗に持ち込んだものの、第4戦を落とせば王手である。まず第一に先制点を取ったのが大きかった。前日のニュースステーションで“達っつぁん”こと達川前広島監督が、「明日のプレ一ボール後の第一球で仁志に対してストライクを取るかどうかが試合を決める」と面白いことを言っていた。仁志はプレイボール後の第一球目は必ず見送るというのである。「絶対に仁志は手を出さない」と断言していたが、その番組を見ていたかどうか知らないが、先発田ノ上は第一球目をボールにしてしまう。そして、結局仁志をフォアボールで塁にだしてしまい、結局これで巨人が先制(達川氏が言うとおりこの先制点は後後まで大きく響くこととなる)。しかし、先制するも束の間、先発斎藤がすぐにニエベスに同点ホームランを浴びた。ただ、その後すぐに再び江藤のホームランで勝ち越すことが出来た。
>>>明日に続く・・。
平成12年10月27日の独り言「米債」
本日のマネックスメールの松本大氏の“つぶやき”は米債投資についてでしたので以下にご紹介したいと思います。
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お金という「流動性」は世界中のいろいろな資産を循環物色していきます。そのようなマクロ的な観点から投資対象を考えるのもたまにはいいものです。私が気になる「資産」の1つはアメリカの債券です。米債投資のリスク(或いはリターン)は為替と米国金利です。要はドルが売られなくて(より正確に言うと日米金利差から生ずるフォーワード・ドロップ(現在ドル・円だと1年間で6円ぐらいだと思いますが)よりもドルが弱くならなければ、即ち1年後でドルが102円よりも強ければ)、また米国金利が上昇しなければ、日本からの投資としては成功する訳です。
アメリカは世界のGDPの40%程度を産んでいます。かつ所謂IT革命の仕掛け人はアメリカであって、世界のどこでITが普及しても何らかの形で利益がアメリカにある程度還元されると思われます。そう考えると世界の基軸通貨としてのドルは今後も安定もしくは強含むのでないでしょうか。
一方現在の米国株式市場のあやふやさや今の高レベルを考えると、サイクル的には米国金利は安定もしくは下がり気味になるように思われます。そう考えると、米債と言うのは魅力的な投資対象に見えてきます。あくまでも部分的にですが、このようなエクスポージャーを検討されるのもいいかなと思います。(ウェルズリー・ファンドは基本的に米債の性格の極めて強いファンドです。)
最後はマネックスで売っているファンドの宣伝でしたが、如何でしょう。一極集中した現在の米ドル高はリスクだと思いますが、通貨ドルのハードランディングはなく、緩やかにソフトランディングするならば、米国債投資は未だ魅力があるのというのは私もAGREEです。5%後半の債券利回りにバリューを見出すかどうかは米経済のパフォーマンス予想、株価予想にもよると思われるが、リスク回避思考が強まれば、より債券の魅力度は上がるでしょう。95年のはじめの5%のJGB20年債に投資家がバリューを見出したように…。
平成12年10月26日の独り言「日本通運の株価はなぜ上がらないか?A」
先日ベンチャー発掘のようなコンテストを大前研一が主催でやっていた(第2回)が、この第1回目の大賞を取った方(島さんという名前だったと思う)がロジスティックスという会社を設立している。今は家族が生活できる程度の利益しか出ていないようだが、今後フランチャイズ展開も考えている様子。どのようなビジネス・プランを持っているのか詳細は知らないが、大企業−日通もこのようなベンチャー企業と組んで有望なビジネスモデルを取り入れることが出来るような柔軟性が出てくれば、株価は現在の3倍、バブル時代の高値を抜くことも可能であろう。 今後の注目銘柄である。
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最近のニュース 日本通運 1/1
日付 コード 銘柄 ニュース
2000/10/06 9062 日本通運 台湾での宅配便サービスを開始する。現地の有力財閥である統一グループが設立した事業運営会社とライセンス契約を結び、ノウハウの提供などで全面協力したようだ。
2000/10/02 9062 日本通運 2001年3月期の営業利益は前期比19%増の300億円になる見通しだと報じられている。運送委託費など経費は増えるが、宅配便や航空貨物の取扱いが順調。
2000/09/06 9062 日本通運 600円を挟みもみ合い 中間決算好調なら反発余地も
2000/08/30 9062 日本通運 実力株の出遅れ。明年1月の省庁再編に伴う特需も期待される。
2000/08/07 9062 日本通運 今三月期の連結経常利益は五期ぶりに増益に復帰。七月未から台湾で宅配便事業「便利CAN」をスタートしている。
2000/07/27 9062 日本通運 もみ合い。日通総研は貨物輸送見通しを発表。00年度の国内貨物輸送量は前年度比0.1%増の63億円強となり、4年ぶりのプラスとなった。
2000/07/24 9062 日本通運 台湾で初の宅配便事業を28日から始めると報道されている。ヤマト運輸や佐川急便も台湾進出の準備を進めているが、いち早く始めることで主導権獲得を狙う。
2000/05/24 8053 住友商事 軟調。インターネットを活用した総合的なロジスティックテクノロジー(LT=物流技術)提供会社を三井物産、三菱商事などと共同で設立する。新会社は7月をメドに設立。トヨタ、日本通運などからも出資を募る方針のようだ。
平成12年10月25日の独り言「日本通運の株価はなぜ上がらないか?」
収益性と安定性はあるが成長性が見込めないのが理由のようだ。
日本通運の株価が上がるには何が必要なのだろうか?−日通には個人的に今のところ何の関わりもないが興味が湧く。上のレーダーチャートによると成長性が低い。日本通運はなぜ成長性の評価が低いのだろうか?それは先日の日経新聞の社長のコメントからも垣間見られる。
「4万人の社員が家族や知人に自社商品を薦めれば波及効果は大きい」岡部社長談>>これでは、伸びようがないか。また、日通に対する内部のイメージも世間のイメージも「鉄道貨物を扱う戦前の半官半民会社をルーツにもつ伝統ある総合物流会社」「役所的で古い」などネガティブなものが多い。
しかし、現在日通が保有するインフラは巨大なものである。それは無駄なものであろうか?4万人に上る社員の雇用を守るというのは大きな足かせになるのは仕方ない。ただ、日通の得意な鉄道貨物や倉庫はBtoC(宅配に強みのあるクロネコやまと等に優位性あり)には合わないかもしれないが、BtoBにはピッタリであるかもしれない。株価で負けるクロネコヤマトを凌駕できる分野だ。
現在の所与の条件をオール・クリアしたとすれば日通の進むべき企業形態、取り入れるべきビジネスモデルはいったいどのようなものが考えられるか? ネット上で行われる取引に係る物流を日通がビジネスモデルに組み込んでいくことが飛躍の第一歩であると考えるが、どのように組み込めば良いのだろう?巨大インフラを持つ日通+ネットビジネスにおける物流機能の考え方というのは彼らの今後のビジネスに大きな変革をもたらすだろう。
>>明日の独り言に続く