過去の独り言もみることができます。過去の独り言の目次はこのページの一番下にありまので、スクロールしてみて下さい。それでは、どうぞ!


平成13年5月23日の独り言「JGBバブル」

相場はかなり混沌としてきた。これまでも何度か使えないストラテジストが「JGBはバブルだ。」と投資家をミスリードしてきたが、ここからのJGB高は本当のバブルとなる。

政策は既に期待インフレ率と潜在成長率の引き上げに舵を切っている。従って、これからのJGBの価値はこれまでのデフレ下のJGBの価値と比べると大きな違いがあることを理解しなければならない。

これまでのJGBは名目ゼロ成長の中、金利があったことだけでも凄いことである。しかし、今後は明らかに前提が変化してきているのだ。ここからのJGB上昇が本当のバブルなのである。

今期の外国証券投資は発射台が126円/ドルという高い水準からスタートしており、そのつけが今、本邦投資家の投げという形ででています。これで、再びグローバルに株式市場が下落するような展開となった場合、米債に投資(米金利がたとえ金利低下したとしても)しても円投はやられるリスクを抱えることから本邦投資家は投資対象に困り、消去法的にゼロに近い金利のJGBに投資する可能性があります。

その場合は非常に恐ろしい状況になるでしょう。しかし、バブルというのはどこまで上昇するか分らないからバブルであって、理屈は通じない世界となります。したがって、馬鹿になりきってテクニカルに忠実に投資することをお勧めします。

ただ、下落モードに入った場合は、その反動でこれまた恐ろしい動きになることを覚悟する必要があるでしょう。いよいよ、面白い相場になってきました。

「時間軸効果と余資の積み上がりが長国先物のボラティリティを低くする」とか、「複利アップで寝て稼ぐ時代」という見方をされる方もいらっしゃいます。そういう見方を全面的に否定する訳ではありませんが、筆者は大きな誤解だと思っています。

ここからがヒューマン・アクティブ・マネージャーの本当の腕の見せ所です。イールド・カーブを含めて、ヒストリカルデータを用いたシステムファンドは既に重傷を追っている

はずです。もう、その相場は始まっているのです・・・。


平成13年5月22日の独り言「小泉内閣支持率-続編」

小泉内閣の支持率は更に上昇し、90%超との結果の出た世論調査も発表された。信じられない支持率である。国民の目も政治に向き始めている。その大きな変化の現れが国会中継の視聴率である。なんと瞬間最高視聴率であるとはいうものの13.1%を記録。最近イチロー、新庄、野茂の活躍によってメジャーにファンを奪われてしまっている巨人戦の視聴率が急低下しているのと大きな違いだ。ちなみに、なんと巨人戦の視聴率は11%台まで落ちているのだ。

人々が変化のあるものに興味を持つのは当たり前である。ネコがねずみを追いかけるのと同じである。動くからおもしろいのである。これまでの政治は変化への期待が出来なかった。しかし、今は小泉内閣に国民は期待しているのである。変化が起こるとしたら当然それは国会での議論によって起こるものである。従って、国会中継に国民が注目するのは当然だ。しかも、小泉首相プロデュースの役者は非常に台詞が面白い。小泉氏の脚本どおりである。田中真紀子外相は予想どおりであるが、塩爺のキャラクターは予想以上だ。脇役になってもらっては困るが個性派であることは間違いなさそうだ。

対して巨人戦の視聴率が低いのは巨人が強すぎて変化が期待出来ないからであろう。巨人ファン(巨人ファンさんのことでは無く、一般的な話です)ですら、必死で応援しなくても結果だけ見れば良いといった具合で、試合中から試合後のニュースに気持ちが移ってしまっていることが考えられる。

小泉氏はメルマガやCMなど次々と政治をプロデュースして行く。CMにX-JAPANの曲を使うなど斬新である(小泉氏の個人的趣味ということだけらしいが)。プロデューサーによってアーティストも大きく変化する。一世を風靡した小室氏、今をときめく“つんく”に続く「注目プロデューサー」は小泉首相というところであろう。次はどんなヒットを繰り出すだろうか。新庄・イチローのヒットと同じくらいに期待は高まる。


平成13年5月21日の独り言「金利見通し」

また、某銀行さんから金利予測のアンケートが届いた。時間的余裕も無く、直感的な回答で思慮深さがたりないかもしれないが、今のイメージを書き留めておきたい。

量的緩和の解除時期

現状、CPI算出方法の見直しが行われており、歪んで高い数値は足下で相当程度下落する。したがって、来年には前年比ベースのCPIは上昇に転じ始める。半年程度の様子見の後、期末には量的緩和解除しずらいことから年度明けに解除が行われるだろう。

ファンダメンタルズから見ると潜在成長率引き上げ政策と、インフレ促進政策の両面への期待から、長期金利は上昇することが見込まれる。テクニカルからは目先の上昇圧力が消えていないことから先に上昇を見込むがその後は不明。下値はよく分らないが137.40のサポートは6月1日に消滅することから下値の幅を取った。その割りに9月末の7年金利は低い予想になっているナ〜。(行ってこい?)

Mar-01 May-01 Sep-01 Mar-02 Mar-03
o/n 0.03 0.01 0.01 0.01 0.25
2y 0.15 0.05 0.1 0.25 1
5y 0.58 0.44 0.5 0.8 1.6
7y 0.86 0.78 0.9 1.45 2.1
10y 1.25 1.29 1.45 2 2.5
20y 1.78 1.92 2.25 2.7 3
nikkei 12999.7 14043.92 16000 18000 22000
$/\ 126.33 122.51 113 118 105




平成13年5月18日の独り言「ユーロ/ドルA」

一方、マーケットポジションについては投機筋のユーロ・ロングポジションは切れてきていると推測されるが、投資家は今年の見通しとしてユーロ経済は堅調、米経済は悪化傾向という見通しを持っていることから、このポジションが切れているとは考えずらい。従って、インベスターズ・パニックが起こるまで今後もユーロ安がしばらく継続するとの見方が優勢と考える。

これまではドル対主要通貨という見方をマーケットはとっていたが、ユーロ対主要通貨に見方を変更する必要がありそうだ(一時的なものになるかもしれないが)。その意味では、ユーロ/ポンドで見てもユーロが不利になると予想している。

最近、ユーロ安を牽制する発言がECB高官から聞かれないことは逆に不気味ではあるが、マーケットはユーロ売りでECBを試すこととなろう。また、ガソリン価格は昨年の高値を抜けて久しく、原油価格もジリジリと上がってきていることから、こちらもユーロにとってネガティブ要因であることは言うまでもない。

ECBの政策判断の妥当性が認識され中央銀行としての信認も上がって来るかどうかは今後時間をかけて試される。


平成13年5月17日の独り言「ユーロ/ドル」

ユーロ/ドルについてはECBが利下げに踏み切ったことによりFRBに全てかかっていたグローバル景気失速回避という使命からの重圧が分担されたことから、米のアグレッシブな利下げも今後後退すると考えられ、今後その見通しが強まれば更にユーロは弱含むことが想定される。

先週の唐突な利下げ後のコメントでECBから語られた理由は全てウエイト・アンド・シーを継続することの理由に使われたものと同じであり、また今回の利下げは微調整に過ぎず一回限りのものと説明されている。

しかし、ECBが微調整の金融政策を行なうことは無いと考えている。欧州全体の金融政策を考えるECBにとって25BPの微調整の意味は小さい。マーケットはまだ想定出来ていないが、ECBは連続利下げを考えている可能性が高い。理由は急速な景気減速の動きであろう。昨年11月から12月に米国が経験したような急速なものと考えている。

>>>明日に続く…。


平成13年5月16日の独り言「アクセス件数14500件」

一昨日アクセス件数が14500件となりました。有り難うございます。

先日、恒例の2000年度下期週末引け値予想コンテスト表彰式を開催しました。今回は各部門の表彰者は割れましたが、やっぱりMさん凄いですね。円債1位、為替2位、米債2位ですか!今期も早くも星取りは白熱しています。皆さん、楯を目指して頑張りましょう!

ちなみに昨年度下期の星取り表を下に掲載しておきます。

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星取表2000下期

 日本国債先物   1011121314151617181920

JET       ☆☆☆

Noripee氏     ☆☆☆☆2

ひろし氏     

KEN氏       ☆

GEN       ☆☆☆☆2

 私       ☆☆☆☆2

hirakunさん   ☆

Sさん      ☆

M氏      ☆☆☆☆☆☆1

クロねこ氏

二等兵さん    ☆☆

--------------------------------------------------------------------------------

 為替¥/$   1011121314151617181920

JET       ☆☆

Noripee氏     ☆☆☆

ひろし氏      ☆

KEN氏       ☆☆

GEN       ☆☆☆☆☆☆1

 私        ☆☆

hirakunさん   ☆☆☆☆3

Sさん      ☆☆

M氏      ☆☆☆☆☆2

クロねこ氏

二等兵さん    ☆

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 US T-NOTE10Y   1011121314151617181920

JET        ☆☆☆☆☆☆☆1

Noripee氏      ☆☆

ひろし氏       ☆☆☆☆2

KEN氏        ☆☆

GEN        ☆☆☆

 私        ☆☆☆☆2

hirakunさん    ☆☆☆☆2

Sさん       ☆☆

M氏       ☆☆☆☆2

クロねこ氏

二等兵さん     ☆☆

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平成13年5月15日の独り言「ECBの利下げについて」

マーケットではG7での密約説が囁かれ、英・欧・米共に5月25BPの協調利下げを行い、グローバルな景気後退を阻止する狙いがあると解釈している向きもある。要するに昨年はユーロ安によるグローバル経済に与える悪影響を阻止するためにG7が協調してユーロ買い介入を実施したが、EUにとっては米国他に対する「借り」であったことは明らかである。

米国発のグローバル景気失速懸念の広がりは欧州圏にとっては米国に借りを返す絶好のタイミングであり、今回の利下げで「ECBは咋夏の協調為替介入という借りを返した」と言われても仕方が無い状況であることは間違いない。場合によっては先のG7で米FRBはドル安懸念を訴えたのかもしれない(今のドルINDEXの水準からは考えずらいが)。

但し、事実としてECBの利下げは政治的にという他ないとしても逆にECBの自由度は増したし、世界景気にとっては良いことであるということは疑いない。そうは言っても、それはECBが中央銀行として事前に(素直に)説明責任を尽くしていればという条件付きであったが…。

結局良心的に解釈すれば、リスクシナリオとしていた、消費者信頼感は横ばいに留まっているものの、企業景況感は一段と落ち込むという最近の傾向は99年に景気が急速に落ち込み利下げに追い込まれた時と相似しているというストーリーの確信度が高まったとの認識であろう。この景気悪化のスピードは昨年11月から12月にかけて米経済が急減速したのと同じくらいのスピードで急速に悪化したことをECBが懸念し始めたことに他ならないのかもしれない(マーケットはまだ、そこまでを一気に織り込めはしないだろうが)。

今回、英・欧の同時同幅利下げで今週のFOMCでは25BPの利下げの思惑が浮上してきた。その場合、マーケットは既に50BPの利下げを織り込んでいるだけに波乱の展開も想定される。FRBひとりの肩に掛かった重しをみんなで共有することはそんなに悪い話ではない。今の米ならば確かに25BPでも十分であろう。

今後のマーケットのアクションとしては欧米金利の上昇が想定される。世界景気回復期待とインフレ期待から債券が売られるのは仕方なし。ECBの肩代わりで米ではアグレッシブな短期金利引き下げ期待が後退し、ベアフラットニングが妥当か。更にその時の欧州債マーケットは米国債券市場よりも厳しい環境下に置かれることにも注意が必要だ。但し、株式市場がそのシナリオに乗って来れるかどうかがポイントとなろう。


平成13年5月14日の独り言「ECBの利下げについて」

先週木曜日の10日、ECBは英中央銀行と共にマーケットの大方の予想を覆し唐突な利下げを実施した。利下げ幅は25BPだった。最初にこのアナウンスを聞いた感想は「英は分るが、欧は理解不能」といった感じだった。金融政策をどうこういうのは好きではないのであるが、ちょっとまずいのではないかと感じた(このタイミングで、これやっちゃうと通貨ユーロは売られるし、長期金利は上昇しちゃうんですよね!最悪だ〜)。なぜなら、つい先日までECBは未だ「今年のユーロ圏経済は内需の強さに支えられて潜在成長率か、あるいはそれ以上の伸びを達成する」との予想を堅持していたからである。

ただ、インフレが中期的に2%以下に低下する見方は変わらないと明言し、賃金上昇が緩やかであればインフレ総合指数が2002年に2%以下に低下する可能性を示唆し現状、金融政策は様子見姿勢であることを明確にしていた

従って、ECBは先週の理事会でも金利据え置きを決定するとの見通しがコンセンサスとして形成されたのである。また、米国について4月18日の緊急利下げをはじめ5月にも50BPの利下げが予想されるなど、FRBのアグレッシブな金融緩和により年後半の景況感の改善が更に促されれば、年後半の欧州域内成長回復期待も強まることから、欧州の金融政策については、利下げ不要論すら高まって来ることが考えられたのも事実であった。

足下出て来るインフレ指標は楽観できるものではなく、逆に悪化すら認められる内容で、物価の安定を最重要するECBの政策目標と照らしても正当化しずらい利下げであることは明らかである。

政治的な圧力という側面から考えるとIMFやOECDは直近のレポートでECBに利下げを要請しており、そういったプレッシャーも利下げに踏み切った要因とする声もある。ただ、この報告の中でOECDはユーロ圏経済の今年の成長を2.6%、2002年には2.7%と予想している。これは50BPの利下げを前提としているものの潜在成長率を上回るものであることはECBと共通であったはずで切迫感はない。


平成13年5月11日の独り言「鮮魚輸入B」

9日からの続きです。昨日、スポットで円債テクニカルアップデートを掲載したため1日ズレました。悪しからずご了承下さい。

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視点を変えてみると、今でこそ、ユニクロの様に中国からの輸入によって日本国内での低価格戦略で業容が急伸している企業があるが、これも輸入鮮魚と同じことになる可能性もあるという問題が提起されていることに気付かなければならない。いつの間にか日本に売るよりも中国国内で衣類販売を行なった方が高く売れると言って、日本には入って来なくなるかもしれない(ただ、中国国内でしっかりと管理がされていれば、ユニクロは中国国内で成功する可能性が残されていることは間違いない。困るのは日本国内の消費者である)。

従って、セーフ・ガードなど振り翳し、中国に対し輸入制限などするのではなく、輸入品に勝てる体質強化を農家も行なっていかなければならない(製造業同様)ということであり、それを推進していくのが行政の仕事であると思われる(農業が空洞化してしまうのは九州の水産会社が廃業に追い込まれたのと同様で、一旦絶えてしまうと復活させるのには、ひどく力が必要になることから避けるべきなのは言うまでもない)。

いやいや、それにしても“えらい時代”になってきた。日本に売るよりも中国国内へ供給する方が高く売れるなどというものが出てきたのだ。よ〜く考えると、お隣にこんなに大きな将来的なインフレの目を持っているということなのである(当面は90年代の鮮魚や、今なお続くユニクロに代表されるような繊維・衣類関係のデフレの要因ではあるが…)。日本の金利も財政要因ではなく長期的には、こういったインフレ要因で上昇することとなるのかもしれない。


平成13年5月10日の独り言「円債テクニカル・アップデート」

本日は「鮮魚輸入B」の掲載予定でしたが、円債のテクニカルが重要なポイントに差し掛かっているため本日は急遽、標題のテクニカルアップデートを掲載させて頂きます。「鮮魚輸入B」は明日の掲載となりますのでお楽しみに。

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4月、JGB FUTUREは137.40の重要な下値支持線を何とか守り、反転。国内債券市場は再び上昇トレンドに入った。直近では、その上昇モメンタムはより強力になりつつある。

以前ご案内したテクニカル・アップデート(3月28日版)に記述してあるとおり、JGB FUTUREはマイナー変化日をゴールデン・ウィーク前の4月26日に迎えている。奇しくも、その前日である4月25日に中期テクニカルが陽転し、ロングポジションに移行したが、翌26日、ちょうど変化日の26日には当日のプライスアクションから「(ロングの)自信が確信に変わった」(4月26日のポジション・トーク)とあるように、上昇トレンドをコンファームしている。

これまでトレードしているフレームは以前より引きずっている137.40−139.70という縦軸から変化はないが、5月8日にはとうとう139.70をザラ場で付けるに至った。また、昨日9日にはザラ場で139.70のレジスタンス・ポイントをアップブレイク。14:59の成り行き売りも139.70より下まで落とすことは出来ず、139.72で引けたことからフレーム替えが示唆されている。昨日の引けのみではフレーム替えをコンファームするには至らないものの、フレーム替えがコンファーム出来れば、3月にフェールした141.95を再アタックすることとなろう。

また、この戻りの相場の中でチャート的には重要な窓を2つ形成していることを確認しておきたい。一つ目は自民党総裁選で小泉氏圧倒的優勢から作った4月23日の「小泉窓(137.88−138.00)」、二つ目は株式買取機構が今国会で審議されないことが伝えられ作られた「株式買取機構頓挫窓(139.40−139.47)」の二つである。この二つの窓は今後、押し目を作った場合の大きなサポートとなることが予想されるので記憶しておくと良かろう。

フレームの横軸である日柄については6月1日に次の変化日が観測されているのでご参考までに付記しておく。以上、当たるも八卦、当たらぬも八卦…。


平成13年5月9日の独り言「鮮魚輸入A」

また、中国国内でも、既に漁でまかなえなくなった高級魚については養殖が盛んになっている。もともと日本への輸出用の“養殖あわび”を手掛けていた“青島”の業者などは、日本に売るより、中国国内で売る方が高く売れるため、現在日本への輸出はしていないところが殆どだそうだ。

そのような環境の下だからこそ、前出の日本へ輸出していた中国の水産会社は日本の市場での価格と中国の市場での価格を比較して高い方へ売るという裁定取引を行なっている。かつてのように、釣った魚は日本へ持っていけば必ず高く売れるという時代ではなくなったということである。また、価格情報はコストはかかるものの、自ら調査員を置いて携帯電話で行われるから常に新しい。

中国は未だ発展途上の国である。今後、国力が付いてくれば、あの13億とも16億とも言われる国民の胃袋を満たすのは大変なこととなろう。最近では九州の水産会社は中国への輸出も既に考えているらしい。

しかし、冒頭にも述べたとおり、福岡の漁師さん、水産会社さんは90年代の中国の輸出攻勢により既に廃業に追い込まれてしまっている様なところまで出てきており、漁業は空洞化し始めているのだ。これが非常に怖いところである。今後、中国の人々のうち贅沢できる人が徐々に増え始めたら大変なことが起きそうだ。鮮魚は中国からの輸入どころか輸出まで始めるはめに陥り、日本人はこれまで活き魚を安価に食することが出来た時代は過去のこととなる可能性が高まるということである。本当に食いたけりゃ、金を出せと、鮮魚の高騰が待っているかもしれない。状況は一変だ!

>>更に明日の独り言に続く…。


平成13年5月8日の独り言「鮮魚輸入」

TBSの報道特集で興味ある特集をやっていたので、ご案内しておこうと思う。それは中国からの鮮魚の輸入についてである。中国からの輸入によって福岡の漁師さんの中には廃業に追い込まれた人達もいる。つい先日、一部の野菜で緊急輸入制限(セーフ・ガード)が発令され物議を醸したが、こちらではもう何年もこのような状況は続いている。同じ東シナ海で魚を取り、同じ市場で売られては人件費の違いから日本の漁業では太刀打ちできないということである。

しかし、話はここからである。その中国からの輸入が2000年に初めて減少したというのである。しかも「今年も減少することは間違いなさそう」ということである。これはセーフ・ガードによるものではない。理由は中国の漁師さんが中国国内向けに魚を売り始めたのである。なぜ、そのようなことになったのであろうか…?

理由は中国国内の交通・水槽設備・冷凍設備などの普及・高度化により、中国の人達が鮮魚を食べるようになってきたことにある。インフラの整備で中国人の食生活が変わって来たのだ。中国の人が鮮魚を食べるようになったのは90年代に入ってからのことの様である。

まだ、日本と中国で比べると平均的な給与水準については大きな隔たりがあるのは間違い無い。しかし、中国のシーフードレストランのオーナーが言うには「それだけの価値のある食に対しては中国人はお金を払う」ということである。昔から高級食材としては“あわび”、“ひらめ”等があるが、これらは日本で食べるよりも高いようだ。

そのため、日本に90年代に大量の輸出を行なっていた中国の漁師は日本への輸出から中国国内への供給に船の舵を切っているということである。ある中国の輸出業者はピーク時に1600万トンの鮮魚を日本に輸出していたらしいが、現在では1000万トン程度と4割減少しているとのことである。

>>明日の独り言に続く…。


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