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2001.1.25
■防災ニュース 第6号
サバイバルウォーク参加体験記
情報環境フォーラム 渡辺雅宏
防災ニュース第5号で紹介したサバイバルウォークに、初めて参加しました。その体験記です。
東京会場である都庁の広場から、練馬区旭丘(大江戸線新江古田駅)まで、約8キロ。
普段の運動不足から不安がありましたが、意外と楽にでき、いろいろな発見もありました。
(今号の内容)
○サバイバルウォーク参加体験記
○帰宅困難者心得10か条・帰宅難民心得10箇条
■サバイバルウォーク参加体験記
◎普段の私
全く運動をしない。仕事もデスクワークばかり。最近は太り気味。
これで都庁から歩いて帰ってこれるのか?
都庁から練馬の新江古田駅までは、大江戸線で1本。
駅でいうと、都庁前−西新宿5丁目−中野坂上−東中野−中井−落合南長崎−新江古田。
途中でアウトになったら、大江戸線で帰ればいい。安易な気持ちで参加することにしました。
道路地図でみると、幹線道路のルートでは次のようになります。
1)都庁から新青梅街道にでて中野坂上まで
2)中野坂上から山手通りで、中井の先まで
3)目白通りにでて、新江古田駅まで
距離を測ったら、アレ!8キロしかない。学生のときは、30分ぐらいで走ってた距離じゃないか。
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◎会場は都庁広場
8:00 会場である都庁の広場に着く。
思っていたよりも参加者が多い。
都庁広場に人が大勢いるのを初めてみた。
みんなリュックに帽子、スニーカー。
山登りかハイキングに行くような様子。
サラリーマン風の人は全くおらず、
普段とは違った風景だった。
でも帰宅難民の主旨からすると、スーツに革靴での参加が正しい?
というより、職場にもスニーカーやリュックを置いておくべきなのだ。
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◎受付は県別に
県名のついて札がついている机で受付をする。
住所氏名を書くだけの簡単なもの。
参加費用 100円
記録集を希望の人は、1000円
終了後には、結果報告書(歩行コース、帰宅時間、帰宅後の体重の変化、感想などを記入する)を、事務局まで郵送するよう言われた。
(しかし、すっかり忘れていた)
隣で、三宅島の被災者へのカンパ活動(1口200円)を行っていたので協力する。
カンパ者には、カロリーメイトのハーフサイズを2箱、簡易トイレ(ビニール製で尿が固まるもの)を配っていて、こんなお得なカンパは初めてだった。
主催者が簡単な注意事項を述べる。しかし、マイクの使い方が不慣れで聞こえない。今日は土曜日の朝。新宿副都心には誰もいなし、ガンガンやればよいのに。
県別に記念撮影。
最も遠い人は、茨城県の霞ヶ浦の先。
到着は夜の6時以降になるらしい。
最後に「えいえいおー」をやって
8:30 出発
同時に、それぞれの方向へ、みんな一斉に歩き出す。
あ、歩くピッチが速い・・・
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◎新宿公園を通過
埼玉(大宮など)から参加している団体の後を、ついて歩く。
このHPの表紙デザインをしてくれた加藤さんに出会い、一緒に中野坂上までいくことになる。
新宿公園の中を通る。
段ボール住宅に、雨よけの青いシートをかぶせてある。震災がくれば、こうした生活ノウハウが必要になるかも。
阪神大震災でも冬空の下、公園で過ごした人も多い。
そういえば、サバイバルウォークは、阪神大震災のあった1月に毎年実施しているそうだ。
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◎新青梅街道から中野坂上へ
埼玉の団体は、早い。歩き慣れている。
距離を考えると、早いピッチでないと、明るい内に到達できないだろう。疲れも少ないのかもしれない。
何回か途中の交差点で、それぞれの方向へ分かれ、大集団も少しずつ、人数が減っていく。
団体の後を何とかついていく。
おかげで、20分ほどで、あっという間に中野坂上に着く。
埼玉の団体は、早い。
我々は、ビー・デ・フランスで休憩、コーヒーとパン。
このHPのデザイン・コンセプトはどうしようなどと、話しているうちに10時になる。
1時間半も休んでしまった。
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◎山手通りは工事に注意
10:00 ここからは1人で歩く。山手通りを北上する。
地下に首都高速を通す工事が続いているため、あちこちが工事中。完成まで当分続きそうです。
拡幅工事もされており、沿道のビルも建て替え中のものが多い。
通りも工事中のバイロンで蛇行しており、クレーン車なども多い。
この状況で震災がくると、工事車両が倒れたり、工事資材が道に散乱したりなど、大変かもしれません。
山手通りを使用する帰宅者は、注意してください。
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◎川沿いの道には注意が必要
10:30 中井到着
この先は、幹線道路を使用するという原則から目白通りになる。だが、この通りは土日でも混雑が激しく、排気ガスが嫌なので、妙正寺川沿いを歩くことにする。
妙正寺川は、神田川の支流のひとつで、新井薬師の哲学堂を流れている川です。
写真のとおり、中井の町は緑が多く、風情のあるとことなのですが、木は手入れがされておらず、川面にせり出しています。
こうした樹木はバランスが悪いので、地震などで倒れやすい。また倒れる際に、護岸を壊したり、道や川の流れをせき止めたりする恐れもあります。
地震の際には、川沿いのルートは使用しない方が無難かもしれない。
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◎川沿いの道には踏切がない
10:40 落合公園
カモが川面を泳いでいました。
公園の下は、調整池になっています。
意外に広い公園だなと思っていたら、行き止まりに。
西武新宿線を渡る踏切もアンダーパスもない。
想定外の出来事に、ルートをどう変更したらよいか、ちょっと動転してしまいました。
公園のベンチで地図を広げ、ルートを変更しましたが、川沿いの道は、地図ではずっと一本道のように見えますが、色々な障害物があることが分かりました。
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◎妙正寺川から目的地・新江古田へ
11:05 哲学堂公園
11:20 江古田公園
妙正寺川沿いには公園が多く、調整池も整備されています。右の写真は江古田公園でとったもので、左が妙正寺川、右が江古田川です。普段はこれだけの水量ですが、都市型水害は発生したのです。
11:50 新江古田駅到着
中華飯店の寧家で昼食
写真を撮りながらだったので、多少時間はかかりましたが、さほど疲れもなく、これくらいなら楽勝だと思いました。
しかし、スーツに革靴、手提げ鞄のビジネス姿では厳しいかもしれません。
遠方からの方は、実際には橋が落ちていたり、自動車事故などで通行不可能なケースもありそうです。
実際に歩いてみて、予め情報を得ておくというサバイバルウォークは、必要だと思いました。
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■帰宅困難者心得10か条
◎自分の身は自分が守る もしもの為の心がけ〈帰宅難民の会作成〉
帰宅難民心得10箇条
| 第1条 |
家族に緊急帰宅ルートを事前に周知させる。家族ルールが、安否確認の基本。 |
| 第2条 |
緊急帰宅ルートは、情報量が多く安全性の高い幹線ルートが選択の第一。 |
| 第3条 |
道路は危険が一杯、決して油断しないこと。橋の落下の時は迂回路で。 |
| 第4条 |
日頃から、帰宅沿線上のトイレ対策や飲料水箇所の所在確認を心がける。 |
| 第5条 |
疲労は足元から。毎日1万歩以上歩くなど、自分自身の健康管理に要注意 |
| 第6条 |
自分流の帰宅難民グッズを身近かに常備する。 |
| 第7条 |
通勤路線沿線の危険地域(山崩れ、がけ崩れ、津波、洪水など)を事前に、マークしておく。 |
| 第8条 |
災害は、地震、火災、台風、大雪、津波、爆発などが、複合的にくる場合もあるので、あわてず適切な状況判断を。 |
| 第9条 |
日頃から、緊急連絡ネットワークリストの依頼先をつくる努力をしておく。 |
| 第10条 |
携帯ラジオで、報道機関や警察、消防署などの正しい経路の情報からのみ行動し、決してデマ情報では動かないように心掛ける。 |
◎帰宅困難者心得10か条〈東京都震災対策条例より〉
1.慌てず騒がず、状況確認
2.携帯ラジオをポケットに
3.つくっておこう帰宅地図
4.ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
5.机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
6.事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)
7.安否確認、ボイスメールや遠くの親戚
8.歩いて帰る訓練を
9.季節に応じた冷暖準備(携帯懐炉やタオルなど)
10. 声を掛け合い、助け合おう
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