てつさん放浪記 <交通事故 編>


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しょの6

 どんな事故にも原因がある。
人は事故を起こしてから気づく。
自分の防衛運転が不十分だった事に。

 ×

 先の<しょの5>で「事故成金」について触れた。
これを、まとめてみよう。

まず、
 1.修理工場は被害者が指定できる

    だから、「被害者と癒着した工場」を指定することも可能なのだな。
   事故に関係ない部分でも、「事故のだった事にして見積りに入れる」事ができちゃう。
   「ねー、ねー、おっちゃん。これも事故のせいにして見積りに入れといてよー」


 2.修理個所をリスト・アップするのはプロのメカニックだが、チェックは保険屋

    保険屋がバイク屋を技術的に論破できるワケがないのだ。
   だから、もし仮に
   「本来、事故が原因でない項目をもリスト・アップされている!!!」
   と、気がついたとしても(バイク屋の見積りを覆す事ができなければ)保険金を
   払わなければならないのだ。

   先の「本来、事故が原因でない項目をもネジ込める」理由が、ここにある。


ところで、

 3.保険の対象は事故によって生じた変化のすべて

    小さな傷ひとつでさえ保険の対象となる、と言う事だ。
   さらに最近では、「修理とは部品交換を指す」のが常識になりつつある。
   つまり小さな傷がひとつついただけで、(機能に影響がなくても)さえ、部品を丸ご
   と交換する事になるわけだ。

   「示談金と、実際の修理費用とに差額を作る事ができる」理由が、ここにある。


 4.メーカーの事情

    最近は、アッセンブリで部品を供給する事が多い。
   また、製造より年数が経てばたつほど(同じ部品でも)、「値上り」する。

   まして製造中止となったモデルで部品の在庫が無い場合、ワン・オフに近い作り方
   になるので、余計に値が上がる。
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 5.バイク屋の事情     保険で修理する場合、割引する必要がない。(正確には「してはならない」だ)    つまり「定価販売」ができるのだ。「うまい商売」である。    だから「もし仮に最小限の修理しか行わなかったとしても、儲け話」なのだ。     さらに、バイク屋は「見積り金額」は知っていても「示談の金額」までは知らな    い。だから、バイク屋は「被害者が幾ら貰ったかは分からない」わけだ。    これを圧してまで「実際に修理した金額と見積り金額との差」を追求する理由が、    バイク屋には無い。    バイク屋も「定価販売」で「うまい商売」をしているのだ。ユーザの機嫌を損ねて    まで、加害者(やその保険屋)に義理立てしなければならない理由はどこにもない。 おまけに、  6.被害者の事情     被害者。    事故った直後は、思う。    「バイクが元通りになれば、それでいいんだ」    この気持ち、ウソではない。    でも、日が経ち、いつまでも決着がつかない。    ('98/7/28に事故があり、'98/9/9現在で まだ決着していない)    しかも、現金が被害者の口座にそっと(笑)、振り込まれる。    ここで、魔が刺す。    「もし、機能に関係ない部品の修理を止めたら幾らになるだろう?」  ×    「…これって。キズがついたからと言うだけで部品交換するのも入ってるんだよなぁ。」 アクマ@ささやき > 止めときゃ、止めときゃ。走行(はし)るにゃ、支障はねーでよ!    …でもなぁ。これ、「直す」とゆヤクソクで貰った金だよなぁ… アクマ@ささやき > なぁに、たわけたコト言っとりゃーすの!           相手も保険屋も事務で払っただけだがや。払うルールになっとった           で払っただけだがや。気にすることあらへんて!    でも、どっかでバレたりしないかなぁ?バレたら、ヤバくないかなぁ? アクマ@ささやき > バレへん、バレへん。でゃーじょーぶだってばよ。    …そーだよなぁ。大金だよなー。 アクマ@ささやき > だーかぁら、好きなよーに使やー、えーて! てつさん@<(__)> > …おい。「天使」は出てこないのか?「天使」は? ×××  7.事故成金に関する考察     一度、事故で示談金を手に入れると、被害者が丸儲けできる構造に気が付く。    次に事故った時は、すぐにこの事を思い出すだろう。    そして「どう振る舞えば、儲けられるか」も。    だから「事故成金」で味をしめる輩が、生まれても来るのだろう。    けれど「事故っても、カネが手に入ったからいいや」と言う考え方は、事故を招き寄    せているのではないだろうか?
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   「いいんだよ、事故ったって誰も怪我をしなかったんだから」と言う油断の積み重ね    が、知らずしらずのうちにライダーやドライバーを蝕んではいないだろうか?  ×××  どんな事故にも原因がある。 だが人は、なかなか自分の非を認められないものだ。 自分の防衛運転が不十分だったと言う、非を。

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最終更新日 1999/ 1/17