てつさん放浪記 <三河湖 編>


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 目が覚めたらピカピカのお天気だった。
なんだか、家の中にいるのがもったいない!

こんだけ天気がいいなら、行く先は山!
転勤でナゴヤに引っ越してきた頃からの定番、設楽町,足助は豊田市のほー。

 ××

 気が向いたところで一休み。

 ×

 おだやかな。

実に穏やかな昼下がり。
…しじみ蝶、ひらひら。

バイクのエンジンを止めると、世界は音も無くシーンと静まりかえっている。
メットを脱ぐと、徐々に蘇ってくる 木々の葉が擦れる音、小川のせせらぎ、
虫の声。
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 少し離れた日向では、ジイさんとバァさんが畑の玉葱と格闘ちゅう。 遠くからは小椋桂、「わかってください」。  ×××  日差しが強いので、てつさん 休憩は木の下。 草むらに足を投げ出して、でろ〜ん。 (冷たい烏龍茶が んまいぞ)  ×  紋白蝶がひらひら。 黒アゲハもひらりんひらりん。 気が付けば、アブラナの様に黄色が鮮やかな花に、紋黄蝶が群れているじゃないか。 それも、2匹や3匹じゃない。 5,8… 10。 わーっ、いっぱい! \(^▽^)/ 左手からは小川の音。 時々、クルマやバイクが でろろろろん…。  × 「青い、空だなぁ…。」  ×××  帰り道は木漏れ日のトンネル。 CBRはやさしくエンジンを鳴らしている。 まるで、どこまでも続いていそうな緑のトンネルを、 きらきらと、光が零れてくる中を バイクはゆっくりと走ってゆく。  ××  緑のトンネルのすぐ脇を、沢が流れている。 通りで空気が冷たいワケだ。 街中の蒸し暑さがまるでウソのよう。 だって、空気 こんなに冷たい。 鮮やかな新緑の、透き通る様なライムグリーン。 ゴツイ木の肌の、優しい ブラウン。 それと、木々の香り。 きらきら零れる日差しの中を、CBRは滑るように走ってゆく。
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 ×  ひらりん…。 木の枝から まるで木の葉が落ちてくるように、現れたのは モンシロ蝶。 「おめー、気をつけねーと あぶねーぞ(^^)」 ひらりん、ひらりん…。 モンシロ蝶は、何も答えない。 「あの人と、一緒に来られたらステキだろうな…」 モンシロ蝶は、何も答えない。  ××× とある、5月の日曜日の、オハナシ。  では、また。
おしまい

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最終更新日 1998/ 8/11